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(3)裁判での争い、評価損を認めた判決?

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(3)裁判での争い、評価損を認めた判決?

 

評価損・格落ちの訴えの件数

期間

S52-7-29〜H15-3-14

訴えの件数

165件

認・否

認121件(73%) 否44件(27%)

 

さて、評価損を認めろ! いや認めない! 裁判で決着をつけることになりました。
原告が評価損を請求、被告が認めないとしています。
被告の認めない理由としては、ただ認めない? 知らない? これらが圧倒的なのですが、中には認めない理由を明らかにしているものがありますので、これらを検証します。

 

事例 /生傭郎H2-1-26判決H1(ワ)387号

「原告は、被害車を現に使用し、かつ、将来も使用するのであるから、評価損は顕在化しておらず、認められるべきでない!」
このような主張です。
裁判所は、「評価損とは、事故前の車両価格と修理後の車両価格の差額をいい、(イ)修理技術上の限界から、顕在的に自動車の性能、安全性、外観等が事故前より低下する事によって生じる減価、つまり客観的な評価損と、(ロ)顕在的には完全な修理がなされた場合であっても、隠れた損傷があるかもしれないとの疑念等のために、事故車は一般に嫌われる傾向がある事から生じる減価、つまり主観的な評価損とによって生じるものと解される!」 このように評価損を位置づけ、その上で、「評価損は、事故車が現に使用され、かつ、将来の転売の予定がなくても、現実に発生すべきものであると解すべきである!」 この判断を示し、評価損を認めています。

神戸地裁は、評価損を、先の東京地裁の先の 銑い良床疎擦猟蟲舛魑甸囘な評価損と主観的な評価損に大別した形で規定し、被告の認めないとする理由、「評価損は顕在化していない!」を主観的な評価損の観点で、「現実に発生すべきもの!」 このような判断を示しているのです。

 

事例◆〔掌轍庵郎H3-7-19判決H2(ワ)1126号

被告は、「被害車両を転売していない?」 これを理由に評価損は発生していない? 大騒ぎです。つまり、評価損が顕在化していないとの主張です。
これに対し裁判所は、「原告は現在、被害車両を修理して営業に利用しているが、前記被害の大きさからすれば、当然その耐用年数や将来の転売価格の低下等の損害の発生が予想されるのであって、被害車を転売していないからといって、これらの損害の発生を無視できるものではない!」 被告の主張は却下され、評価損を認めています。

 

事例 東京地裁H8-3-6判決H6(ワ)10949号

被告は、「修理の結果、機能面で回復不能の損害が生じていない本件においては、査定価格が150万円下落していることは、交換価値の減少であるところ、かかる交換価値の減少は、車両を使用している限り現実化しないのであって、事故前に具体的な売却予定があった場合のみ肯定すべきであり、本件ではそのような事情が認められないので、評価損は認められるべきでない!」 このような主張を展開しています。

この主張は事例,隼例△砲いて、被告が評価損を認めない理由とした、「評価損が顕在化していない!」 これを、
「現実化していない!」 表現は異なりますが、意味は同じです。
先の主張は、保険屋さんが評価損を認めないとする、「現実化論」を意味しています。

現実化論とは、「現に発生してへん損害を、何で認めないかんの?」 関西弁で説明すると、理解が簡単に得られます。 
これに対し裁判所は、「査定価格の下落を、交換価値の減少であり、車両を使用している限り、その損害が現実化しないとして、
損害額の算定に対し、全く考慮しないのは、被害者に著しい不利益を負わせることになって妥当ではない!」 一刀両断で評価損を認めています。

上記の3つの事例から、評価損は交換価値或いは同意味として主観的な評価損の観点から認められ、その評価損は、売却等により現実化していなくても認められます。
評価損は、修理による「原状回復」のみにより判断され、現実化していなければ認めないとする主張は通用しません。 
この手の保険屋さんの主張を、関西では、「屁理屈?」 このように表現して馬鹿にしているのです。

 
 

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