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(4)裁判での争い、評価損を認めない判決?

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(4)裁判での争い、評価損を認めない判決?

 

評価損を認めないとした判決44件のうち、原告が請求した理由、被告が認めないとした理由、裁判所の判断した理由が、それぞれ明らかになっている代表的な判決文を紹介します。

 

京都地裁 H14-8-29判決(公訴和解) H13(ワ)707号 一部要約を含んでいます。

初年度登録後11年経過のロールスロイスが被害車両です。
原告の主張は、「事故歴のある車両は、そのこと自体で交換価値が下落するところ、評価損としては、本件交通事故による修理費用総額の30%が相当である!」

これに対する被告の主張は、「被害車両は、初年度登録から少なくとも10年を経過しているほか、事故との関連性が疑問であったショックアブソーバーも被害者の要求でやむなく修理しており、原状回復は十分であって、評価損はない!」
裁判所の判断は、「車両が修理後においても事故直前の価値を回復し得ないことがあるとしても、被害者が修理後も事故車両を継続して使用する場合には、減価が具体的な使用上の不具合を理由とする限り、評価損が認められるべきであり、事故歴による減価は認められない。 本件では、修理後の不具合を認めるに足る証拠はない。
車両を売却する意向により車販売業者の評価では300万円程度格落ちする旨告げられたと供述するが、客観的裏付けを欠くのですぐには措信できず、他に被害車両につき現実に減価したことを認めるに足りる証拠はない!」 

原告は、交換価値下落で評価損を請求し、被告、保険屋さんは、原状回復したから評価損はないとして、それぞれ評価損について違う観点から請求しています。
裁判所は、交換価値下落は評価損として認めず原状回復が評価損の判断基準であり、本件は原状回復がなされているので評価損は認めないとしています。

但し、「修理後も継続して使用されている場合には?」 この条件が設定されています。
そして、決定的なことは、原告は、裁判官の心証形成において交換価値の具体的下落を全く立証していない点です。 業者の格落ちに対する裏付けがなされておらず、その他に減価したことを立証していない! これが逆評価され、却下されているのです。
この裁判所は、交換価値の下落が我が国では実体としてある! この事実をどのように評価しているのか? そして、評価してもらうには、請求者は何をしなければならないのか?
程度の低い弁護士では、厳しい判決もあり得るのです!

評価損の請求では、原状回復がなされていない場合は、評価損は認められるとお考え下さい。
機能上、外観上の欠陥等の原状回復がなされているかどうかを含めて争う場合は、修理の妥当性及び修理費の問題となってきます。 交換価値の減価による評価損の請求は、「事故歴のある車両は、そのこと自体で交換価値が下落するという我が国の実体!」 これが根拠として認められ、裁判所は修理費の率で金額を算出してきます。
この場合、登録経過年数、車種、保存程度、人気度等、総合的に判断して率を認定しています。
評価損を請求する側としては、その総合的な判断の材料を具体的に提供する必要があります。「事故歴のある車は交換価値が下落する!」 
ですから、いくら下落するのか?
 

これを評価して明示することにより、裁判所も金額算出の上で、当然に、これを参考とします。
裁判所が、「総合的に判断する?」 その具体的な判断材料を判決文で明記しています。

 

神戸地裁 H12-1-27判決 H11(ワ)97,828号

「車種、走行距離、使用年数、損傷の部位、程度、修理の程度、同型車の時価、査定協会の査定等」 
このような判断を示しています。

 
 

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