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交通事故外傷と後遺障害


■1歩行者と四輪車・単車との事故(1)電車と乗客、ホームでの事故click!

■(2)飼い犬と自転車運転者との事故click!

■(3)歩行者同士の衝突click!

■(4)ゴルフ場における歩行者とゴルフカートとの衝突、click!

■(5)飼い犬の大型犬に噛まれる、click!

■(6)コンビニ駐車場をバックした車と歩行者の衝突click!

■(7)バスターミナルでの、歩行者横断衝突click!

■(8)衝突を避けようと、欄干を飛び越えて転落、click!

■(9))3歳の男子がスーパー駐車場内において貨物車後輪で轢かれる、click!

■(10)スーパー駐車場の車両通路に佇立中の被害者に免停者が衝突click!

■(11)高速道路サービスエリア内での歩行者と車の衝突click!

■(12)車両誘導員に衝突click!

■(13)スケートボードで滑走、車道に飛び出した事故click!

■(14)交通誘導員に道路工事の特殊作業車が衝突click!

■(16)ボンネットに腹ばいclick!

■(17)加害車の前面にしがみつくclick!

■(18)ドアノブにつかまり、負傷click!

■(19)カーブ地点で荷台に乗車中の被害者が転落?click!

■(20)ドアミラーにしがみつき、電柱に激突?click!

(21)窓枠につかまり電柱に激突?

判例タイムズ・赤本にない過失割合を判例で検索
 

1歩行者と四輪車・単車との事故

 
(21)窓枠につかまり電柱に激突?
H3-3-27、名古屋地裁判決、平成元年(ワ)2505号、50:50

お互いが酒気帯び運転、実に短絡な口論を原因とする死亡事故です。

被害者は鉄工会社に勤務する25歳の男性ですが、家族と友人宅を訪問、焼酎のジュース割りをコップ2杯ほど飲んでおり、一方の加害者は、友人と居酒屋で大ジョッキ1杯のビールを飲んでいます。
幅員6mの中央線のない道路をお互いが中央線よりに走行、進路を譲らなかったことから、口論となっています。

加害者は道路端に自車を停止させたのですが、被害者は、加害車の進路を塞ぐ位置に停止させ、「何か文句があるのか、」
「車から降りろ、」最初から喧嘩腰で、加害車の運転席側のドアを開けて乗り込むような素振りを示し、これに対して、
加害者は相手の剣幕に圧倒され、反論することなく謝る等していたのですが、怒りのおさまらぬ被害者は、
「俺はやくざだ、渡辺組と前田組の看板を背負っている、」と、かぶせるように加害者を脅迫する有様です。

被害者に同乗中の妻は、道路を塞いでいた自車を移動させ、被害者のところに出向いて、被害者を制止、落ち着きを取り戻した
被害者が、妻に加害車の登録ナンバーを記憶させ、自車に戻る仕草を見せたところから、怯えていた加害者はもめごとが
終了したものと思い、加害車を発進させました。
ところが、被害者は加害車の発進を阻止せんと加害車の運転席の前の窓枠に付いている握りを右手でつかみ、開いている運転席の窓から左脇を車内に入れる恰好で同車に飛びついたのです。
しかし、その場から立ち去りたい一心の加害者はこれに気づくことなく、加害車を進行させました。
加害者は、時速30、40kmに加速、73mを進行した地点で、運転席側ドアにしがみついている被害者の存在に気づき、驚き、
そのことに気を奪われ、ハンドル操作が一瞬疎かになったため、道路が右側に緩やかにカーブしているのに右に転把するのが
遅れ、加害車の左前部を道路左端の消火栓に衝突させ、さらに、これに慌てて右に急ハンドルを切ったことにより、道路の右側にある民家の垣根に突っ込み、電柱に激突、運転席を上に向けて横転して停止、被害者は、加害車と電柱に胸部を挟まれ、
心臓破裂、大動脈断裂による失血で即死しました。

加害者には、第1に、運転席側のドアに被害者がしがみついており、容易に気付くべきであったのに、これに気づくことなく加害車を運行した過失があること、
第2に、被害者が加害車にしがみついているのに気付いたならば、そのまま自車を進行させれば、これを転落させる等が容易に
推測されたこと、
たとえ車外に人間がしがみついているのが異常な事態であったとしても、直ちに自車を安全に停止させて下車させる義務があるにも拘らず、これを怠り、漫然と加害車を進行させたこと、
さらに、不適切なハンドル操作の過失があること、
これらの2つの過失により、電柱に激突させて被害者を死亡させたものであるから、民法709条による不法行為責任があるというべきである。

一方、本件事故の発端となった口論は被害者の方から仕掛けたものであり、しかも被害者が、発進した加害車に飛びつくという
常軌を逸した行動に出たことが本件事故発生の起因となっていると言わざるを得ない。
したがって、双方の過失を考慮すると、被害者の損害額から50%を減ずるのが相当である。
厳しい判示となっています。

飲酒で気が大きくなった?
それにしても、妻と幼い子どもを残して、25歳で旅立っています。
遺族の請求額は、5945万5449円ですが、判決では、1917万0731円が認定されたに過ぎません。
これでは、今後の子どもの養育費にも不十分で、なんとも切なくなる死亡事故です。


■(22)客待ちで重列停車のタクシーに抗議した被害者が引きずられて負傷?click!

■(23)横断歩道上に横臥して轢過されたもの?click!

■(24)歩道上における除雪車と歩行者の衝突?click!

■2四輪車同士の事故(1)後進中のタクシーに、路外から進入した車が追突click!

■(2)救急車との衝突click!

■(3)センターオーバー衝突click!

■(4)山岳道路での正面衝突事故click!

■(5)緊急出動の消防車に100%過失click!

■(6)踏切不作動での電車と自動車の衝突click!

■(7)駐車場内で、切り返し中に衝突click!

■(8)高速道路のSAにおける後退駐車時の衝突click!

■(9)高速道路、料金所付近での衝突、click!

■(10)ETCレーンにおける追突事故click!

■(11)トンネル内で停止してチェーンを装着している車に追突、click!

■(12)トンネル内の追突事故、click!

■(13)道路にはみ出した庭木の責任、click!

■(14)路外から右折進入したクレーン車と対向車の衝突、click!

■(15)フォークリフトの公道無免許運転、click!

■(16)道路に爪部分をはみ出して停車中のフォークリフトと直進車の事故click!

■(16)道路に爪部分をはみ出して停車中のフォークリフトと直進車の事故click!

■(17)車線を変更して急停止した車に、後続車が追突、click!

■(18)先行車の積み荷が落下して急停止した乗用車に後続の大型貨物車が追突、click!

■(20)双方が青色信号で通過したと主張click!

■(21)夜間、無灯火の耕耘機に後続車が追突、click!

■(22)交差点にバックで進入した加害者と、この交差点を右折した被害者との衝突click!

■(23)自宅の車庫に後退して車庫入れ中に駐車車両と衝突したもの、click!

■(24)路外進入車を回避して樹木に激突、お互いは未接触の事故、click!

■(25)一方通行逆送車click!

■(26)路外からの犬の飛び出しで急停止、追突となったもの、click!

■(27)海上におけるサーファーとウィンド・サーフィンとの衝突click!

■(28)河川内におけるジェットスキー同士の衝突事故click!

■(29)ジェットスキー同士の衝突事故click!

■3単車と四輪車の事故(1)中央線のない山間部道路における対向車との衝突click!

■(2)未接触事故、路外左折車を回避して転倒click!

■(3)未接触事故、合図なしの進路変更四輪車を回避して転倒した動二輪車click!

■(4)未接触のサンキュー事故、click!

■(5)側道一方通行路からバックで進入click!

■(6)停電による信号機無転倒時の出合い頭衝突click!

■(7)路上作業中のフォークリフトの爪部分に、逃走中の原付が衝突、click!

■(8)右折のトラクターと直進単車との衝突、click!

■(9)単車を牽引中の事故、click!

■(10)第二車線歩道上で横臥していた被害者を轢過、click!

■(11)パーキングの鎖で二輪車が転倒click!

■(13)T字型交差点における競走馬と自動二輪車の衝突click!

■(14)バレーボールに乗り上げ原付自転車が転倒、click!

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