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交通事故外傷と後遺障害


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 視野に関すること

受傷後「見ようとする部分が見え難い」「目前や周りが見え難い」の
自覚症状から気付くことが多いのですが、視野とは眼前の1点を見つめている時に、
同時に見ることの出来る外界の広さのことです。
視野に障害があれば、宮本武蔵の「二刀流」も完成しなかったし、
佐々木小次郎の「燕返し」もあり得なかったのです。

眼で見た情報は網膜から後頭葉の視中枢に伝達されます。
この視覚伝達路に損傷を受けると視力や視野に異常が出て来るのです。
右目で捉えた実像と左眼で捉えた実像はそれぞれ視神経を通じて大脳の視中枢に運ばれますが、
左右の視神経は途中で半交差します。これにより左右の目で感知された情報を脳内で合体させ、
更に物体を立体的に見ることが出来るのです。


視野の測定はゴールドマン視野計による検査です。

ゴールドマン視野計

上60
上外75
外95
外下80
下70
下内60
内60
内上60
計560
右眼
左眼

上図は日本人の正常な視野の平均値を説明しています。
8方向の角度の正常値は合計で560°となります。
この合計値が60%以下、つまり336°以下となった場合「視野狭窄」と認められます。
1眼で13級2号が、両眼で9級3号が認定されます。

半盲症、交叉半盲、同側半盲、4分の1半盲と説明されます。
視覚伝達路が視神経交叉又はその後方で損傷を受けると、
注視点を境に両眼の視野の左半分や右半分を欠損します。
両眼視野の4分の1を欠損する物も半盲症と説明します。


視野変状には視野欠損と暗点があります。
視野欠損とは不規則な欠損を、暗点とは盲点以外の視野に出来る島状の欠損を説明します。
後遺障害の対象は盲点以外の絶対暗点となります。



ゴールドマン視野計の他にフリッカー検査があります。
この検査は視神経障害の診断に有効な力を発揮します。フリッカー検査の正常値は40〜50c/sです。
検査値が26〜34c/sであれば、再検査が必要となります。
前後3回の検査を受け、数値の最も低いものを記載します。
25c/s以下であれば著しい低下となり「視野狭窄」で後遺障害の認定対象となります。


フリッカー検査

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