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交通事故外傷と後遺障害


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18腕神経叢損傷

頚・腰部捻挫周辺の傷病名と後遺障害

 

18腕神経叢損傷

(1)病態
腕神経叢麻痺は、単車・自転車で走行中の事故受傷で、肩から転落した際に側頚部から出ている神経根が引き抜かれるか?
引きちぎられて? 発症するものです。

脊椎椎体の左右からは神経が枝分かれして伸びているのですが、これは植物の根のように見えるところから神経根と呼んでいます。 

頚椎の5・6・7・8の神経根、胸椎の1番目の神経根は脊髄から分岐して上肢に向かっています。 これらの神経根が事故受傷により引きちぎられるのですから、握力の低下に止まらず、上肢の神経麻痺という症状が出現します。

(2)症状
上肢の運動神経麻痺や感覚神経障害などが生じます。

頚髄からの引き抜き損傷の場合は、眼瞼下垂、縮瞳および眼球陥没のホルネル(Horner症候群)を伴う可能性が大となり、手指の異常発汗が認められます。

(3)診断
引き抜き損傷は、脊髄液検査で血性を示し、ミエログラフィー検査で、造影剤が漏出します。

末梢神経の引きちぎり損傷、つまり断裂の場合は、ミエログラフィー検査で異常が認められず、ホルネル症候群も、異常発汗を示さないこともあります。

(4)治療と後遺障害
引き抜き損傷の場合、外科的治療は困難で悲観的です。

後遺障害等級は、上肢の用を廃したものとして5級6号が認定されます。
末梢神経の断裂の場合は、脊髄造影、神経根造影、自律神経機能検査、電気生理学的検査などを行い、受傷後出来るだけ早期に神経縫合や肋間神経移行術、神経血管付筋移行術を受ける必要があります。 当然、手の専門医の領域ですが、予後は不良です。
遺残した障害で、後遺障害等級が決まります。

手の痺れや、握力の低下が認められる、頚椎捻挫の被害者の診断書に、腕神経叢麻痺の傷病名が記載されていることが稀にあります。
治療内容は理学療法、ビタミン剤の内服が中心で、一般的な頚椎捻挫と何ら変わりません。

ここまで説明してくるとご理解いただけると思いますが、通常の頚椎捻挫で、腕神経叢麻痺が起こることはあり得ません。 被害者の皆様には、こんな傷病名を記載する医師・病院からは早めに退散することを常にお勧めしています。

(5)治療先

治療先 都立 広尾病院、Tokyo Metropolitan Hiroo Hospital
医師名 田尻康人整形外科部長、川野健一医長
受診科 専門外来 末梢神経外科外来 
所在地 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-34-10
TEL 03-3444-1181

治療先 せんぽ東京高輪病院
医師名 中川種史リハビリセンター長、白土貴史部長
所在地 〒108-8606 東京都港区高輪3-10-11
TEL   03-3443-9191

従来から、上腕神経叢麻痺に取り組んでこられたのは、せんぽ高輪病院です。
最近、評価が高いのが都立広尾病院です。
いずれも、ネット検索をされ、主治医の紹介状を持参して受診して下さい。


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