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交通事故外傷と後遺障害


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30.管腔臓器 胃の働き

管腔臓器 胃の働き
 

食事のあと、食道を通過して胃に到達した食べ物は、どのように処理されているのか?
胃は、筋肉が袋状となった器官で、大きく分類すると、消化と殺菌の2つの役割を果たしています。
胃は、食道から運ばれてきた食べ物を消化します。
胃には伸縮性があり、満腹時には1.5リットルの大きさに膨らみます。

1つ目の消化ですが、食道を通過した食べ物は、蠕動運動により、破砕され、胃液と混ざり合って、
粥状になるまで消化されたあと、12指腸へと送り出されていきます。

胃では、消化は行なわれていますが、水や糖分、アルコールなど、ごく一部のものは吸収されるものの、
栄養の吸収は、ほとんど行われていません。

2つ目の殺菌ですが、胃液の性質は、ほとんどの蛋白質を変性させてしまう強力な酸性です。
胃液の成分は、塩酸、ペプシノーゲン、粘液の3つで構成されています。
胃液は、食べ物と共に進入してきたウイルスや細菌の増殖を抑え、殺菌する効果を果たしています。

胃の入口を、噴門、出口を幽門と呼んでいます。
噴門は、胃液や胃の内容物が食道に逆流しないように、栓の役目を果たしています。
幽門は、いつもは閉じており、食べ物が消化されて12指腸へ送られるときに限り、開いています。

胃の表面の胃壁は、粘膜で覆われています。
この粘膜には、3000〜4000万個の小さな穴、胃腺が開いており、
そこから1.5〜2リットルの胃液が絶え間なく分泌、供給されています。

※ゲップ
ビールや飲料水の炭酸、食事のときに飲み込んだ空気は、胃の底部に溜まります。
溜まった空気が一定量に達すると、胃の収縮によって噴門が開き、口から放出されるのです。

大人はともかく、赤ちゃんのゲップについて、講釈を続けます。
赤ちゃんは、母乳やミルクを飲みながら、同時に、息もしています。
喉頭蓋が大人よりも高い位置にあり、息をしながら、ミルクを飲み続けることができるのです。
これはメリットですが、デメリットは、胃の中に、大量の空気が入り込むことです。

そして、赤ちゃんは、自力でゲップを出すことができません。
ミルクをしっかり胃の中に入れて消化吸収させ、飲んだミルクを吐くことなく、また気管が詰まり、
息苦しくならないように、空気がお腹を圧迫しないようにするためには、
食後のゲップ出しは、親にとって重要な役目となるのです。
生後4カ月を過ぎて、首が据わる頃には、赤ちゃんの口から喉は、大人と同じ構造に近づくので、
息をしながらミルクを飲めなくなり、空気も飲み込み過ぎないように調整できるようになります。
子どもの親であれば、誰もが、悩み、経験することです。


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