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交通事故外傷と後遺障害


■第5節:神経系統の機能または精神の後遺障害click!

■1:神経系統の機能または精神の障害click!

2:頭部外傷による障害

第 5 節 神経系統の機能または精神の後遺障害

 

2 頭部外傷による障害

脳は大脳+脳幹+小脳で構成、大脳は男子で約 1350g 、女子で約 1250g 、本能的活動・情動・記憶などの中枢となっています。

脳幹は間脳・中脳・橋・延髄と並び、全体として呼吸・心臓活動・体温調節など基本的な生命現象の中枢です。

小脳は男子で 135g 、女子で 122g 、身体の平衡を保つ中枢です。

脳は人体の中でも最も重要な器官なので、頭蓋骨の中に保護され、さらに、その中で硬膜・クモ膜・軟膜の三層の脳膜に包まれて保護されています。

クモ膜下腔は髄液で満たされており、この髄液により脳はちょうど、頭蓋骨の桶の中に浸されているようなもので、頭蓋骨の外からの衝撃に対して脳を守り、損傷を受けにくくしています。

従来の脳損傷(低次脳機能障害)の後遺障害等級

後遺障害等級別表機_雜遒鰺廚垢觚絨箴祿

等級

内容

1

1 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの、

「脳損傷に基づく高度の片麻痺と失語症の合併、脳幹損傷に基づく用廃に準ずる程度の四肢麻痺と構音障害の合併により日常全く自用を弁ずることができないもの、または高度の痴呆、情意の荒廃等の精神症状により、常時看視を必要とするもの、」

2

1 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの、

「脳損傷に基づく運動障害、失認、失行、失語のため、自宅内の日常行動は一応できるが、自宅外の行動が困難で、随時他人の介護を必要とするもの、及び、痴呆、情意の障害、幻覚、妄想、発作性意識障害の多発などのため、随時他人の看視を必要とするもの、」

 

後遺障害等級別表

等級

内容

3

3 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの、

「四肢の麻痺、感覚異常、錘体外路症状及び失語等のいわゆる大脳巣症状、感情鈍麻や意欲減退の人格変化または記憶障害の高度なもの、麻痺の症状が軽度で、身体的には能力が維持されていても精神の障害のために他人が常時付き添って指示を与えなければ全く労務の遂行ができないケースがこれに該当する」「自用を弁ずることはできるが、終身にわたり労務につけないもの、」

5
2 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの、

「神経系統の機能障害による身体的能力の低下又は精神の低下等のため、独力では一般平均人の 4 分の 1 程度の労働能力しか残されていない場合、他人の頻繁な指示がなくては労務の遂行ができない場合または労務遂行の巧緻性や持続力において平均人より著しく劣る場合がこれに該当する、」
7
4 神経系統の機能または精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの、

「独力では一般平均人の 2 分の 1 程度に労働能力が低下している場合がこれに該当する、」
9
10 神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの、

「身体的能力は正常であっても、脳損傷に基づく精神的欠損症状が推定される場合、てんかん発作や眩暈発作発現の可能性が、医学的他覚的所見により証明できる場合あるいは軽度の四肢の単麻痺が認められ、高所作業や自動車運転が危険であると認められる場合が、これに該当する、」

 

別表供ゞ鰭瑤凌牲亰賄の障害

等級 

内容

12

13 局部に頑固な神経症状を残すもの、

「中枢神経系の障害であって、例えば感覚障害、錘体路症状および錘体路症状を伴わない軽度の麻痺、気脳撮影その他他覚的所見により証明される軽度の脳萎縮、脳波の軽度の異常所見を残しているものがこれに該当する、」

14

9 局部に神経症状を残すもの、

「医学的に証明しうる精神神経学的症状は明らかでないが、頭痛、眩暈、疲労感等の自覚症状が単なる故意の誇張ではないと医学的に推定されるものがこれに該当する、」

従来、労災保険、 Nliro 調査事務所は、低次の脳機能(運動・感覚・自律神経)障害を頭部外傷後の後遺障害として重視していました。
具体的には、大きな脳損傷で開頭術が実施された被害者で、遷延意識障害、上下肢に大きな麻痺を残す状況を頭部外傷後の後遺障害として認識していたのです。

さて、高次脳機能障害とは、脳の器質的変化によって生じた機能障害のことで、低次の脳機能(運動・感覚・自律神経)障害を除き、注意障害・半側空間無視・見当識障害・人格変化等によって生じる生活障害であると説明されています。
ところが、平成 13 年 1 月、 Nliro 調査事務所の本部に高次脳機能障害委員会が立ち上げられると、頭部外傷後の後遺障害のすべてが、高次脳機能障害?こんな捉え方となっています。

何もかもを、高次脳機能障害として説明することはできません。
Nliro 調査事務所が考える低次脳機能障害の認定基準を、ここであえて、紹介しておきます。

現実に、低次脳機能障害は発生しています。
低次脳機能障害に高次脳機能障害を合併していることも、たくさん見受けられます。
高次脳機能障害の立証だけに集中することは間違っています。
本書では、高次脳機能障害を別格扱いとして、第 6 節を設けています。


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