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交通事故外傷と後遺障害


■第5節:神経系統の機能または精神の後遺障害click!

■1:神経系統の機能または精神の障害click!

■2:頭部外傷による障害click!

■3:外傷性てんかんclick!

■4:頭痛click!

5:失調、めまい、平衡機能障害

第 5 節 神経系統の機能または精神の後遺障害

 

5 失調、めまい、平衡機能障害

人間の身体の平衡機能は、三半規管や耳石の前庭系、視覚系、表在・深部知覚系の 3 系統から発信された情報を小脳および中枢神経系が統合して左右のバランスを取り、維持されています。

したがって、平衡機能障害を来す部位は上記の 3 つの規管以外にも脳幹・脊髄・小脳の中枢神経系が考えられるのです。

眩暈は、通常、内耳、内耳神経、脳幹の前庭、小脳の障害で発症すると考えられます。

失調とは運動失調のことですが、平衡機能障害によって複雑な運動ができない状態のことと言われており、深部知覚、前庭、眼、小脳、大脳の障害によって発症すると考えられます。

他覚的検査?

平衡機能の検査には立直り反射検査と偏倚検査、平衡機能と眩暈の検査には眼振検査が絶対に必要です。

検査名

実施されるテスト

立ち直り反射テスト

ロンベルグテスト、

マンテスト、

ゴニオメーターテスト=斜面台テスト、

偏奇検査

指示テスト、

遮眼書字テスト、

頭位変換眼振検査

フレンツェル眼鏡テスト、

OKP テスト=視運動眼振パターンテスト、

温度眼振テスト、

1方向回転テスト、

振子様回転テスト、

 

1 ロンベルグテスト

両足を揃えて直立します。頭の位置を正しく保って 30 秒間正面を見るのです。

初めは眼を開けて、次いで眼を遮蔽し、身体の動揺の有無、その程度および方向を検査します。

2 マンテスト

両足を前後一直線上において 30 秒間正面を見ます。

足を入替え、開眼と遮眼で検査します。

平衡機能に障害がある場合は、常に一定方向に転倒します。

3 ゴニオメーターテスト

斜面台=ゴニオメーターに乗り、両足を揃えて直立します。

毎秒 1 度の等速で、左右前後に台を傾斜させます。

健常人は、平均 30 °の転倒傾斜度が認められ、 15 °未満で異常となります。

開眼と遮眼の差、左右差 5 °以上が異常となります。

4 指示テスト

医師と向かい合って、人差し指を出します。

被害者は水平方向から医師の示指の先に向かって指を動かすのです。

ピッタリ合わせることができないで、 10cm 以上偏倚した場合は、異常と判断されます。

5 遮眼書字テスト 

3 × 3cm または 5 × 5 僂梁腓さの字、名前か ABC を縦書きします。

開眼と遮眼で実施し文字の偏倚や失調を調べます。これも 10 °以上の偏倚は異常となります。

6 フレンツェル眼鏡テスト 

眼は心の窓と言われます。
眼振とは被害者が意識しない眼球の不随意な往復運動です。

これは自律神経が支配しているのですが、眼に現れた眩暈や平衡障害はこの検査で発見できます。

フレンツェル眼鏡には 15 ° 20 °の凸レンズと照明ランプが使用されています。
これにより、微細で複雑な眼運動を拡大して観察が可能です。

7 頭位眼振テスト

フレンツェル眼鏡を使用し、頭位を正中から左右、左右後方に移動させて眼振を検査します。

内耳疾患や末梢前庭性の障害で異常を示します。

8 視運動眼振パターンテスト 

ENG ( electro-nystagmogrm )を使用して角膜と網膜との間にある電位を利用して眼球の回転角度を記録します。

脳幹障害が明らかになります。 ENG の記録を添付します。

9 温度眼振テスト 

フレンツェル眼鏡を使用します。

被害者を前屈頭位 30 °で仰向けに寝かせ、冷水 30 ℃・温水 44 ℃を交互に外耳道に 20 秒間注入して眼振を生じさせ検査します。

10 一方向回転テスト

前屈頭位 30 °で座位し、一方向に同じ速度または減速回転を行い、回転中と回転後の眼振をフレンツェル眼鏡で検査したり、 ENG で記録したりします。

11 振子様回転テスト 

先の検査と同じですが、振子様に回転させて、回転中の眼振を調べます。

 

失調・眩暈及び平衡機能障害の後遺障害等級

3 級 3 号

生命の維持に必要な身の回り処理の動作は可能であるが、高度の失調又は平衡機能障害のために終身労務に就くことができないもの、

5 級 2 号

著しい失調又は平衡機能障害のために、労働能力が極めて低下し一般平均人の 4 分の 1 程度しか残されていないもの、

7 級 4 号

中程度の失調または平衡機能障害のために、労働能力が一般平均人の 2 分の 1 以下程度に明らかに低下しているもの、

9 級 10 号

一般的な労働能力は残存しているが、眩暈の自覚症状が強く、かつ、他覚的に眼振その他平衡機能検査の結果に明らかな異常所見が認められるもの、

12 級 13 号

労働には差し支えがないが、眼振その他平衡機能検査の結果に異常所見が認められるもの、

14 級 10 号

眩暈の自覚症状はあるが、他覚的には眼振その他平衡機能検査の結果に異常所見が認められないもので、単なる故意の誇張でないと医学的に推定されるもの、

失調・眩暈および平衡機能障害で後遺障害が審査されるのは、 深部知覚、前庭、眼、小脳、大脳の障害が立証されることが前提です。
現実的には、頭部外傷を原因としたものに限られています。
外傷性頚部症候群= TCS 、脳脊髄液減少症= CSFH で、これを訴えても、相手にはされません。


■6:疼痛性感覚異常click!

■7:脊髄損傷click!

■8:外傷性頚・腰部症候群click!

■9:低髄液圧症候群=脳脊髄液減少症=CSFHclick!

■10:PTSDclick!

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