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交通事故外傷と後遺障害


■第5節:神経系統の機能または精神の後遺障害click!

■1:神経系統の機能または精神の障害click!

■2:頭部外傷による障害click!

■3:外傷性てんかんclick!

■4:頭痛click!

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7:脊髄損傷

第 5 節 神経系統の機能または精神の後遺障害

 

7 脊髄損傷

脊髄は脳から続く神経線維の長い棒状の束を言います。
全長は成人で約 44cm あり、脊柱のトンネルのなかに保護されています。
脊髄は脳と身体の部分を結んで信号を伝える連絡路の役目を果たしています。

脊柱は頚椎 7 個、胸椎 12 個、腰椎 5 個、計 24 個の独特の形をした、椎骨と お互いの間に椎間板という座布団を挟んで高く積み上げられた柱です。
最後の部分に仙骨と尾骨がついていますから合計 26 個の骨で構成されています。 

脳神経外科で長くこの手術を担当してこられた医師は、「脊髄ってね、開けて見てみると、おからのようなものだよ?」 と話しておられます。

頚・腰部の圧迫骨折、椎間板ヘルニアで、前・後方固定術を受けられたケースでは、脊柱の奇形・変形、および運動障害で後遺障害が認定されています。 
ここでは、中枢神経の障害、脊髄損傷と中心性脊髄損傷に限定して説明しています。

脊髄損傷と中心性脊髄損傷

脊髄損傷とは脊髄がざっくり切断された横断型損傷を説明します。 
切断された部位以下は完全麻痺となり、非常に深刻な状況ですが、 MRI 画像で立証します。


脊椎の脱臼・骨折により、脊髄損傷は発生していますが、頚椎の骨折を伴わない、非骨傷性頚髄損傷に、中心性脊髄損傷=中心性頚髄損傷があります。

上肢に行く神経線維は中心寄りに、下肢に行く神経線維は外側寄りに存在しますので、中心部に損傷が強ければ上肢の症状が重く、下肢の症状は軽くなるのです。

脊髄の辺縁部は、周辺を取り囲む多くの血管によって栄養を受けていますが、中心部は中心動脈から枝分かれした毛細血管から栄養を受けています。

このことからも脊髄の中心部は、損傷を受けやすく、回復しにくいという特徴を示します。

中心性脊髄損傷は、変形性脊椎症や脊柱管狭窄症が基礎にある、中年以降の被害者に、比較的軽微な受傷機転で発症することが多いのを特徴としています。

Nliro 調査事務所は、 MRI の T2 強調画像で高輝度所見が認められることを認定の要件としていますが、この画像所見が確認できるのは、受傷後の急性期に限定されます。
慢性期には T1 強調画像による、軟化型損傷で立証する必要があります。

脊椎の前方固定術や脊柱管拡大形成術が実施された被害者の中に、アーチファクト現象で MRI の画像所見が得られない方がおられます。
これは、手術で使用したドリルの微細な金属片が脊髄に付着したことによる金属反応です。
このケースでは、 MRI 検査がお手上げですから、何でもかんでも画像所見は、困ります。

最近、ガン治療の最前線で PET 、ポジトロン CT 検査が活躍していますが、この PET 検査で脊髄の機能評価が出来る?学位論文を発見しています。
サーモグラフィー程度の評価?そんな意見もありますが、この検査の有意性について、現在、検証中です。

脊髄損傷の後遺障害等級?

1 級 1 号

生命維持に必要な身の回り処理の動作について、常に他人の介護を要するもの、

2 級 1 号

生命維持に必要な身の回り処理の動作について、随時介護を要するもの、

3 級 3 号

生命維持に必要な身の回り処理の動作は可能であるが、終身にわたり、およそ労働に服することはできないもの、

5 級 2 号

麻痺その他の著しい脊髄症状のため、独力では、一般平均人の 4 分の 1 程度の労働能力しか残されていないもの、

7 級 4 号

明らかな脊髄症状のため、独力では、一般平均人の 2 分の 1 程度の労働能力しか残されていないもの、

9 級 10 号

一般的労働能力はあるが、明らかな脊髄症状が残存し、就労の可能な職種の範囲が相当な程度に制限されるもの、

12 級 12 号

労働には通常差し支えないが、医学的に証明しうる脊髄症状を残すもの、

コラム  MRI のテスラ?

MRI の解像度、従来は 0.5 テスラでしたが、現在は、 1.5 テスラが主力になりつつあり、一部では 3 テスラも用意されています。
新機種には撮影条件を設定するパラメーターの範囲が広く設定されており、この調整で見えにくかったり、正常信号に隠れている異常信号をキャッチしたりすることが可能となっています。

一般的には、外傷性頚部症候群では、 MRI の撮影はルーチン化されており、黙っていれば、一律 7 亳のスライスで撮影が実施されています。

神経学的所見等から、頚椎 C4/5 周辺に脊髄不全損傷の可能性が高いケースでは、「他院の 0.5 テスラの MRI で所見が未確認ですから、 C4/5 周辺を細かく探って頂けませんか?」 失礼のない程度に、主治医を通じてこのようなお願いをしなければなりません。

0.5 テスラと 1.5 テスラでは、バカチョンと高級一眼レフの差があります。
値段も 4 億円以上、首都圏では、メディカルスキャニング、メディカルキューブ等の画像撮影に特化した診療所に配置されています。

T1 強調画像とは、体内の脂肪分を強調して撮影する方法で、椎間板の突出や出血の状態を確認するのに有意な撮影方法で、全体的に黒っぽく、コントラストがハッキリしているものが、 T1 強調画像です。 

T2 強調画像は、体内の水分を強調して撮影する方法で、髄液や膀胱内の状態を確認するのに有意な撮影法と説明されており、全体的に白っぽくぼやけているような印象が T2 強調画像となります。
これも、覚えておかれると、役に立ちます。


■8:外傷性頚・腰部症候群click!

■9:低髄液圧症候群=脳脊髄液減少症=CSFHclick!

■10:PTSDclick!

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