トレムナー反射では中指を伸展させておいて指先の腹を弾くと母指が内転します。
ホフマン反射では中指を挟んで指先を掌側に弾くと母指が内転します。
ワルテンベルク徴候では示指、中指、環指、小指を屈曲させ、
検者と引っ張り合いをさせると母指が内転屈曲します。
これらはいずれも中枢性神経障害で出現する病的反射と説明されます。 |
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| 膝クローヌス 足クローヌス |
膝クローヌスは膝蓋骨(膝の皿)を下方に急激に押し込んでやると、
膝蓋骨が律働的に上下に運動する場合を陽性と判断します。
足クローヌスは、足関節を急激に背屈させると、
足関節が律動的に背屈〜底屈運動をする場合を陽性を急激に背屈させると、
足関節が律動的に背屈〜底屈運動をする場合を陽性と判断します。
医師は膝クローヌス、足クローヌスの出現と説明します。
これも中枢神経障害による痙性麻痺を表しています。 |
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| バビンスキー反射 |
バビンスキー反射は先の尖ったもの、足底外側をこすると母趾がゆっくりと背屈します。
中枢神経障害で出現します。 |
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| 腹壁表在反射と挙睾反射 |
腹壁表在反射とは先の尖ったもので腹壁をこすると、
通常は腹筋が反射性に収縮してヘそがそちら側に移動するのですが、
中枢神経障害ではこれが消失します。
挙睾反射とは先の尖ったもので大腿内側をこすると、
通常は睾丸が挙上するのですが中枢神経障害ではこれが消失します。
一般的な原則として脊髄不全損傷では中枢性神経障害の形を取り、
筋の緊張が高まる痙性麻痺となります。
具体的には深部腱反射の亢進、膝クローヌスや足クローヌスの出現、
そして広範囲の知覚異常や筋力低下や筋萎縮が認められ、
更に皮膚表在反射の消失、ホフマン、トレムナー、ワルテンベルク徴候等の
上肢の病的反射やバビンスキー反射に代表される下肢の病的反射の出現と続いて来るのです。
重症になると直腸・膀胱障害が出現し、自力での排尿排便が困難となります。
頚椎捻挫の長期化で苦労しておられる被害者の皆様は家族に協力をお願いして
先の検査を自宅で実践する必要があります。こんな検査は慣れれば素人でも出来るのです。
そして現在の症状が中枢性の脊髄症状なのか?明日説明する神経根症状なのか?
被害者自身で捉える必要があるのです。
主治医を盲目的に信じ、何でもかんでも医者任せは大変危険です。
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