※ロンベルグ検査
両足を揃えて直立します。頭の位置を正しく保って 30 秒間正面を見るのです。 初めは眼を開けて、次いで眼を遮蔽し、身体の動揺の有無、その程度及び方向を検査します。
※マンテスト
両足を前後一直線上において 30 秒間正面を見ます。足を入替え、開眼と遮眼で検査します。 平衡機能に障害がある場合は、常に一定方向に転倒します。
※ゴニオメーターテスト
斜面台(ゴニオメーター)に乗り、両足を揃えて直立します。 毎秒 1 度の等速で、左右前後に台を傾斜させます。 健常人は、平均 30 度の転倒傾斜度が認められます。 15 度未満で異常となります。開眼と遮眼の差、左右差 5 度以上が異常となります。
※指示検査
医師と向かい合って示指(人差し指)を出します。 被害者は水平方向から医師の示指の先に向かって指を動かすのです。 ピッタリ合わせることが出来ないで、 10cm 以上偏倚した場合は以上と判断されます。
※遮眼書字検査
3 × 3cm 又は 5 × 5 pの大きさの字、名前か ABC を縦書きします。 開眼と遮眼で実施し文字の偏倚や失調を調べます。これも 10 度以上の偏倚は異常となります。
※ フレツェル眼鏡
「眼は心の窓」と言われます。 眼振とは被害者が意識しない眼球の不随意な往復運動です。 これは自律神経が支配しているのですが、 眼に現れた眩暈や平衡障害はこの検査で発見出来ます。 フレンツェル眼鏡には 15~20 度の凸レンズと照明ランプが使用されています。 これにより、微細で複雑な眼運動を拡大して観察が可能です。
※頭位眼振検査
フレンツェル眼鏡を使用し、頭位を正中から左右、左右後方に移動させて眼振を検査します。 内耳疾患や末梢前庭性の障害で異常を示します。
※視運動眼振パターン検査
ENG を使用して角膜と網膜との間にある電位を利用して眼球の回転角度を記録します。 脳幹障害が明らかになります。 ENG の記録を添付します。
※温度眼振検査
フレンツェル眼鏡を使用します。被害者を前屈頭位 30 度で仰向けに寝かせ、 冷水 30 ℃・温水 44 ℃を交互に外耳道に 20 秒間注入して眼振を生じさせ検査します。
※一方向回転検査
前屈頭位 30 度で座位し、一方向に同じ速度又は減速回転を行い、 回転中と回転後の眼振をフレンツェル眼鏡で検査したり、 ENG で記録したりします。
※振子様回転検査
先の検査と同じですが、振子様に回転させて、回転中の眼振を調べます。