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交通事故外傷と後遺障害


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 女子の外貌

女子の外貌に著しい醜状を残すもの
「外貌の著しい醜状」とは頭部では「手のひら大」以上の瘢痕が残った場合、
頭蓋骨に「手のひら大」以上の欠損が残った場合を言います。
「手のひら」とは指の部分を除いた手の面積です。
大小の違いがありますが、この場合は被害者の手のひらの大きさと考えて下さい。

顔面部では、鶏卵大以上の瘢痕・5cm以上の線状痕・
10円硬貨大以上の窪みが残った場合が7級に該当します。
耳殻軟骨部の2分の1以上の欠損、鼻軟骨部の大部分を欠損した場合も「著しい醜状」に該当します。


要注意事項
私は女子の醜状痕の7級の1051万円は相当好意的な認定基準であると思っています。

何故なら、「片目を失明」しても8級なのです。
男なら、片側の睾丸を失うのは大変なことなのですが、11級相当の評価がなされるに過ぎないのです。
しかし、4.9cmの線状痕は、3cm以上で12級、2.9センチに至っては非該当、金銭的な評価は0円なのです。

私は、被害者には受傷後6ヶ月経過した時点で、他に治療中の傷病名があっても、
顔面 の醜状痕に対する後遺障害申請を他に優先させて実施するように指導しています。

創(切傷)は時間の経過とともに僅かではありますが、収縮をして行きます。
全ての傷病の症状固定を待っている間に4.7cmになり兼ねないのです。

もう一つ、顔面の醜状を気にするあまり、美容形成で「形成術」を急がれる被害者が沢山おられます。
事故が原因の醜状痕に対する形成術は、総合病院の形成外科が引き受けてくれます。
入院を伴う手術であっても、健康保険が使えますから、
患者負担分が7万円を超えることは先ずありません。

総合病院の形成外科は形成術を行うにしても、受傷後6〜8ヶ月は創の安定を待ちます。
つまりそんなに急いで手術はしないのです。

余談になりますが、 私の知り合いの看護婦さんが、長女が中学2年生と多感な時期を迎えたので、
夜勤のない職場に勤めるべく美容形成を面 接しました。
給与はフルタイムで勤務する現在の病院と比較しても遜色がなかったそうです。
勤務を始めて、常駐の医師がいないことに気が付いたのです。
概ね、美容外科は全国の主要都市に診療所を開設しています。
医師は手術の予定に従って、全国の診療所を飛び回るのです。
彼女は正看の資格を持っておりましたので、大きな手術が入ると、名古屋・福岡・高松・岡山と
先生について出張しなければならなくなり、結局そこを辞めました。
術後、感染症を併発すればもう終わりです。だって、医師がいないのですから。
このような美容形成ばかりとは思いませんが、評判が良くても被害者は要注意です。


女子の外貌に醜状を残すもの
頭部では鶏卵大以上の瘢痕又は頭蓋骨の鶏卵大以上の欠損、顔面部にあっては
10円銅貨以上の瘢痕又は3cm以上の線状痕、頚部では鶏卵大面積以上の瘢痕で
人目につく程度以上のものを説明しており、12級14号が認定されます。

頭蓋骨に鶏卵大の欠損が認められても、
この部分に人工骨がはめ込まれている場合は等級の対象となりません。


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