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交通事故外傷と後遺障害


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7[外傷性くも膜下出血]

頭部外傷 傷病名と後遺障害

 

7 外傷性くも膜下出血

( 1 )病態

脳は、外側から硬膜→くも膜→軟膜と三層の膜で覆われており、外傷性くも膜下出血とは、その三層の中央部、くも膜の下側、くも膜と軟膜の間に出血が起きた状態です。

外傷性くも膜下出血は脳挫傷や硬膜外血腫に合併して生ずるもの、脳の表在血管の破綻によるもの、比較的限局性に認められています。
顔面の打撲等により、椎骨動脈や脳底動脈に亀裂が生ずるものは、頭蓋底に、広範なくも膜下出血を生じることがあります 。

‘皮 頭蓋骨 F蓋内腔 ぢ臟焦鮗繊´ヂ臟照藜銑θ乕罅´皮下組織 帽状腱膜 帽状腱膜下層 骨膜 頭蓋骨 硬膜 くも膜(くも膜下腔) くも膜下顆粒 軟膜 闇症酬豐鼻´餌臟廠 仮緻霈洞

( 2 )症状

症状は、出血の範囲、出血による脳の圧迫によって異なりますが、重篤例では、受傷時から意識障害を伴います。

( 3 )診断

単純頭部 XP の画像上で、半数に打撲部位の頭蓋骨骨折が見られます。
通常は、 CT の画像により診断しますが、シルビウス裂や脳溝(図 3 参照)や脳底槽(図 4 参照)に、出血が認められます。 (CTにおいては白く見えます)


シルビウス中心の出血

脳底槽中心の出血

( 4 )治療と後遺障害

治療は、脳圧亢進を防ぐための開頭術を行い、出血している血管をクリッピングします。

くも膜下出血は、本来は脳血管疾患です。 
脳動脈瘤破裂を原因とするものが 80 %、脳動静脈奇形を原因とするものが 10 %の割合で、 演歌の笹みどりさん、俳優の千秋 実さんが、これで倒れられましたが、お二人とも奇跡的に回復されています。

事故受傷が原因のくも膜下出血は、前者と区別して、 外傷性くも膜下出血 と呼びます。
本来、 脳脊髄液で満ち溢れているくも膜に血液が混入した状態を、くも膜下出血 と言うのです。
診断は、 腰椎穿刺で採集された髄液が血性であれば、それで確定 です。

被害者はこれまでに感じたことがないような 激しい頭痛 を訴え、大部分が 嘔吐 を伴います。
項部が硬直する のも特徴の一つで、程なく 意識を完全に消失します。
外傷性のくも膜下出血は、脳挫傷と連携して認められることが多いのです。
脳表部の限局性くも膜下出血は、良好な経過をたどりますが、広汎な出血例や脳底部のくも膜下出血は重篤です。全脳浮腫、び慢性脳腫脹が進行していくと死に至ります。 
実に深刻な外傷なのですが、私は、死亡例を経験しておりません。

交通事故の一報を受けて家族が治療先に駆けつけます。
治療先発行の診断書には、脳挫傷・急性硬膜下血腫・外傷性くも膜下出血・脳内出血・び慢性軸索損傷等、絶句する傷病名が記載されていることがほとんどです。

これは、交通事故で、脳挫傷を伴う脳内出血が硬膜下、くも膜下におよび広範囲な脳挫傷から、点状出血のびまん性軸索損傷を発症している、つまり、症状経過で傷病名が記載されているのです。


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