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交通事故外傷と後遺障害


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頭部外傷 傷病名と後遺障害

 

9植物状態

( 1 )病態
脳の中でも、下部脳幹の仕事である、呼吸・循環などの生命維持に必要な機能の障害は免れたものの、上部脳幹・視床下部・視床・大脳半球の広範囲に不可逆的な脳の損傷が生じ、その結果、以下の定義に当てはまる場合を植物状態と言います。

1972年の脳神経外科学会の植物状態の定義
ー力移動不可能、
△燭箸╂爾鮟个靴討癲意味のある発語は不可能、
4磴魍け、手を握れ等の簡単な命令にはかろうじて応じることはあるが、それ以上の意思疎通は全く不可能、
ご磴任ろうじて物を追うことがあっても、それを認識することは不可能、
ゼ力摂食不可能、
κ鞠⊆唆愍態、

上記の6項目が、治療にもかかわらず3ヵ月以上続いた場合、植物状態とみなします。

植物状態は、明らかに脳死とは異なります。
念のため、脳死との比較を添付しておきますので参考にしてください。

脳死と植物状態の比較

 

脳死

植物状態

損傷部位

脳幹部を含む全脳

主に大脳皮質

自発呼吸

なし

あり

意識

なし

種々のレベル

脳波

平坦

あり

体動

なし

ある場合が多い

( 2 )治療と後遺障害
積極的な治療法は、何もありません。
重傷の頭部外傷では、植物状態も数多く経験しております。
純粋な医学用語ではないとのことですが、英語でもvegetative stateと表現します。

自律神経は正常に機能しているのに体性神経の完全orほとんど欠如した状態を言います。
私の経験では、それほど長期に生存された被害者はおられません。
大阪の77才のお婆ちゃんは2年9ヵ月生存されましたが、これが私の経験では最長です。

植物状態の被害者を抱えたご家族の方は、ほとんどの方が、20〜30年の生存が可能で、この間に奇跡が起きることを願っておられますが、現実に20〜30年も生存?は聞いたことも経験したこともありません。 
寝たきりで、全身の循環状態は日に日に悪化していきます。
最も恐いのは感染症です。
多くは、床ずれによる感染で、肺炎を併発し死亡に至ります。

私は、この場合でも、早期症状固定を強力に勧めます。
名ばかりの完全看護の病院に収容しておくよりも、自宅での介護を推進します。
そうです!治療先は常にMRSAやVREの感染菌が漂っており、危険きわまりないのです。

自宅の6畳を改築し、滅菌性のエアコンや空気清浄機、それに床暖房を備えます。
地元医師会にコンタクトすれば、専門医が週に3〜4回の往診をしてくれます。
お風呂は、週に2回、これも介護支援事業のバスが巡回、自室で入浴が可能です。

この状態で、1日に2回、熱いタオルで身体を清拭し、2時間に1度の体位変換で床ずれの防止を行います。これが、被害者にとって、ベストの選択なのです。

それには、資金を必要とします。 
したがって、早期症状固定、後遺障害等級の獲得、労災保険や社会保険に対する障害年金の請求、交通事故対策機構に対する介護料の請求、面倒な手続きが山積しているのですが、どちらの組織も被害者の立場に立って急いで手続きをしてくれません。
お役所仕事ですから、ひたすら、間違いを恐れ、ゆっくりと進めるのです。

被害者の家族は、嘆き悲しむばかりではなく、次々と手を打っていかなければなりません。 

奇跡は滅多に起こらないから、奇跡と説明するのです。
現に、多くを担当してきた私でさえ、奇跡は、一度も経験しておりません。



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