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顔面の醜状痕12級

顔面の醜状痕  12 級

 

( 1 )判例傾向

顔面の醜状痕  12 級 14 号、 15 号

期間・地裁名

S60-12-16 大阪地裁〜 H14-9-25 東京地裁

訴えの件数

31 件

認・否

認 17 件、否 14 件、

労働能力喪失率

2 〜 20 %、最多は 14 %で 10 件

喪失期間

4 〜 49 年、 67 才まで 6 件、

さて、多くが訴訟で争われています。
男女比は、男性 7 件、女性 24 件と女性が圧倒的です。

否定の 14 件は、逸失利益が否定されたことを説明しており、
この場合は慰謝料で斟酌されています。

喪失年数は 4 〜 49 年で、この内 10 年以上が 14 件で全体の 82.3 %、
49 年を認めたものが 2 件あります。保険屋さんは、
「モデル・女優・高名なタレントでなければ、逸失利益は発生しません!」

口を揃えて説明しますが、判例を見る限り、その説明が嘘であるのは明白です。

東京地裁 H14-9-25 判決
下肢の醜状障害で 12 級 14 号が認定されたダイビングインストラクターを目指す
20 才女子に対して、当初の 10 年間は 15 %、その後の 10 年間は 10 %、
更にその後の 10 年間について 5 %の逓減法で 607 万 6000 円の
逸失利益 420 万円の後遺障害慰謝料を認めています。

専業主婦の訴えは 2 件ありますが、いずれも逸失利益は否定されています。

静岡地裁 H2-5-29 判決
事故当時は事務員であったが、その後結婚して専業主婦となった 21 才女性の
12 級 14 号に対して、将来の形成術で改善が期待されること、
専業主婦としての労働能力が低下するものとは認め難いとして逸失利益を否定、
慰謝料斟酌事由で後遺障害慰謝料 500 万円を認めています。

上記の 2 件では、保険屋さんは逸失利益を否定し、
自賠責保険の認定額 224 万円を提示していた筈です。

果敢に訴訟提起された結果、 224 万円が 1027 万 7000 円に、
224 万円が 500 万円になったのです。

保険屋さんに騙されなくて良かった!好例です。
下肢の醜状痕、主婦であっても諦めてはいけません。
いつの場合でも、保険屋さんの説明は信用出来ないのです。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

290 万円

100 万円

喪失率

14 %

逸失利益を否定

喪失期間

被害者の年令により 10 〜 15 年

自賠内

( 3 )シミュレーション

37 才女子会社員、喪失率 14 %、喪失期間 13 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

290 万円

逸失利益

391 万 2000 円 × 0.14 × 9.394 = 515 万円

合計

805 万円

保険屋さん

自賠内

391 万 2000 円は女性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、
9.394 は 13 年に対応するライプニッツ係数、

訴訟で獲得できた損害賠償額は 805 万円ですが、この内の 290 万円は
自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。 

805 − 224 万円= 581 万円、裁判所が弁護士に認める報酬は
10 %の 58 万円ですから、訴訟対応は困難と思われます。 
通常は、紛センでの解決となります。


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