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交通事故外傷と後遺障害


14級「上・下肢の機能障害」

14 級 「上・下肢の機能障害」


( 1 )判例傾向

14 級?

期間・地裁名

S53-5-29 京都地裁〜 H14-11-8 大阪地裁

訴えの件数

22 件

認・否

認 17 件、否 5 件、

労働能力喪失率

5 〜 9 %、最多は 5 %で 14 件、

喪失期間

2 〜 49 年、 67 才まで 8 件、 10 年以内が 10 件、

上・下肢の機能障害は、手指、足趾を除いて 12 級からスタートします。
つまり、本来であれば機能障害で 14 級は認められないのです。

12 級に該当する機能障害を残していないが、
痛み等で若干の機能障害が認められる場合は、
これを神経症状と捉えて 14 級を認定しているのです。 
ちなみに、機能障害は 12 、 10 、 8 、 7 、 6 、 5 級と続き、これ以上は欠損障害となります。

上記判例の入通院期間の平均を取ると 26.2 ヶ月になります。
最長は、なんと 55 ヶ月、最短でも 12 ヶ月です。
誰が考えても、明らかに長すぎるのです。

上・下肢の脱臼や骨折に伴う機能障害は、期間の経過と共に改善傾向を示します。
世間で言う、日にち薬です。

私は、 14 級が認定された 17 件の内、醜状瘢痕の 2 件を除いた 15 件は、
受傷後 6 ヶ月で症状固定としていれば、 12 級が獲得出来た可能性があると考えています。

ムキになって、何かに取り憑かれたように通院して得られた結果が 14 級?
何とも始末に負えません。

脱臼や骨折に伴う関節の機能障害は、受傷後 7 ヶ月段階から、猛烈に改善してきます。
後遺障害等級認定基準は、健側に比較して 4 分の 3 以下の可動域であれば、 12 級を認定します。 

しかし、 4 分の 3 + 1 °は 14 級か非該当になるのです。
この点を熟慮、検討の上、受傷後 6 ヶ月を経過した時点でキッパリと治療を打ち切り、
後遺障害診断を受け、被害者請求をするのです。

後遺障害は、後遺障害診断を受けた時点の症状で判断されるのであって、
保険金詐欺を推進しているのではありません。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

110 万円

40 万円

喪失率

5 %

5 %

喪失期間

5 〜 10 年

自賠範囲内

実務上、保険屋さんは自賠責保険の認定額、 75 万円を超えて支払う努力をしません。

( 3 )シミュレーション

37 才男子会社員、喪失率 5 %、喪失期間 5 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

110 万円

逸失利益

544 万 5700 円× 0.05 × 4.329 = 118 万円

合計

228 万円

保険屋さん

自賠範囲で 75 万円

544 万 5700 円は男性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、 4.329 は 5 年に対応するライプニッツ係数、

訴訟で獲得できた損害賠償額は 228 万円ですが、
この内の 75 万円は自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。 
228 − 75 万円= 153 万円、裁判所が弁護士に認める報酬は 10 %の 15 万円です。

有能で忙しい弁護士は、一般的には、この事案を引き受けません。
14 級の損害賠償は、紛センで実現すべきと考えています。


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