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交通事故外傷と後遺障害


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10級「上・下肢の機能障害」

10 級 「上・下肢の機能障害」

 

( 1 )判例傾向

10 級

期間・地裁名

S53-2-7 仙台地裁〜 H14-11-21 京都地裁

訴えの件数

37 件

認・否

認 37 件、否 0 件、

労働能力喪失率

8 〜 45 %、最多は 20 〜 27 %で 25 件、

喪失期間

5 〜 49 年、最多は 67 才まで 32 件、

訴えは、上肢の障害が 12 件、下肢が 25 件、更に、
併合で 11 級を認定されたものが 3 件含まれており、逓減法は僅か 1 件です。

入院中の被害者にとって元気の出る判例を続けて 2 件、ご紹介しておきます。

S63-2-16 名古屋地裁判決
左下肢の機能障害により 10 級相当の後遺障害を残すものの、
事故後独立し、 建築事務所を開業した 29 才女性 1 級建築士に対して、
開業後は事故前より高額収入を得ているが、
健常者に比べて相当の制限を受けていると判断されるとし、
賃金センサス大卒男子同年令平均賃金をを基礎に、
67 才まで 20 %の喪失率を認め、 1645 万円の逸失利益の支払を認めています。

S63-11-29 京都地裁判決
握力の低下、肩関節の運動制限で 10 級の認定を受けた 34 才男子地方公務員に対し、
事故当時は事務職であったものの、かってはクレーンの運転をする現業職であり、
配置換えの可能性は障害のために無理だと認め、
定年の 60 才まで 27 %の労働能力喪失率を認め 1494 万円の逸失利益の支払を命じました。

被害者にとって実に温情ある判決です。 ご担当された弁護士の能力に敬意を表します。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

550 万円

200 万円

喪失率

27 %

27 %

喪失期間

67 才まで、

自賠範囲内

判例の傾向は、後遺障害慰謝料は 550 万円以上で決まりです。
逸失利益は大半が喪失率 27 %で 67 才までを認めています。

保険屋さんは収入が増えていれば都合の良い、
「差額説」を持ち出し逸失利益を否定します。

しかし裁判所は、「被害者本人の通常以上の努力!」非常に高く評価しているのです。
この点を忘れてはいけません。

何故?保険屋さんは、いつの場合でも、払い渋りには、
「通常以上の努力?」必死に続けているからです。

( 3 )シミュレーション

37 才男子会社員、喪失率 27 %、喪失期間 30 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

550 万円

逸失利益

544 万 5700 円× 0.27 × 15.372 = 2261 万円

合計

2811 万円

保険屋さん

黙っていれば自賠範囲で 461 万円、それも、もったいつけて、

544 万 5700 円は男性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、 15.372 は 30 年に対応するライプニッツ係数

訴訟で獲得できた損害賠償額は 2811 万円ですが、
この内の 461 万円は自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。 
2811 − 461 万円= 2350 万円、裁判所が弁護士に認める報酬は 10 %の 235 万円です。

有能で忙しい弁護士は、一般的には、この事案を引き受けるか微妙なところです。
10 級の損害賠償は、紛センで実現すべきと考えています。


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