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交通事故外傷と後遺障害


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6級「上・下肢の機能障害」

6 級 「上・下肢の機能障害」

 

( 1 )判例傾向

6 級

期間・地裁名

S50-9-1 東京地裁〜 H15-8-8 神戸地裁

訴えの件数

18 件

認・否

認 18 件、否 0 件、

労働能力喪失率

20 〜 92 %、最多は 67 %以上で 6 件、

喪失期間

5 〜 47 年、最多は 67 才まで 12 件、

上肢が 6 件、下肢が 11 件、併合が 12 件、逓減法が 1 件です。

H13-4-13 東京地裁判決
夫と二人で土産物店を営む 48 才の主婦が 7 級の顔面醜状と 10 級の左前腕回外制限で
併合 6 級の後遺障害を残す事案について、賃金センサス女子全年令平均の 70 %を基礎に
労働能力喪失率について 20 %を、 67 才までの 18 年間について逸失利益を認め、
2383 万 5579 円の支払いを命じました。

これは注目すべき点が 2 点あります。
後遺障害の中心は顔面の醜状根の 7 級です。

年令も 48 才ですから、保険屋さんとの協議であれば、
自賠責保険の認定支払額 1296 万円を超えて後遺障害慰謝料や
逸失利益が認められることは、絶対にありません。

何故なら、「顔面の醜状痕で逸失利益が請求出来るのは高名な映画俳優や
タレント、スーパーモデルに限る!」金科玉条の如く、屁理屈をまくし立てるのです。
本件では事故後、被害者の収入は現実には減少していなかったのです。

保険屋さんであれば、「差額説」 を披露し、「現実に収入が減少していない以上、
逸失利益は認められません!」 このようにうそぶくのです。

しかし今回の裁判では、「事故後、被害者の収入は現実には減少していないようであるが、
被害者の後遺障害がそれなりに重大であり、被害者自身の努力によって
収入を維持していることを考慮すると、これを逸失利益として評価しないのは公平とはいえない!」 
温情ある判断を示しています。

裁判所の見解は被害者の普段の努力を大きく評価する傾向です。
甘く考え、嘘で固めても公判では割と簡単に暴かれています。

このケースでは被害者はこっぴどい目に遭うのですが、正直者は報われるのです。
ともかく保険屋さんの説明する、「判例?」 を信じることはタブーです。
もっとも、保険屋さんそのものが、信じる対象ではありません。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

1180 万円

600 万円

喪失率

67 %

67 %

喪失期間

67 才まで、

せいぜい 20 年がやっと、

( 3 )シミュレーション

37 才男子会社員、喪失率 67 %、喪失期間 30 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

1180 万円

逸失利益

544 万 5700 円× 0.67 × 15.372 = 5609 万円

合計

6789 万円

保険屋さん

44 万 4500 円× 12 ヶ月× 0.67 × 12.462 = 4454 万円
600 万円
合計  5054 万円

544 万 5700 円は男性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、 15.372 は 30 年に対応するライプニッツ係数、
44 万 4500 円は保険屋さんの使用する年令別平均給与額、男子 37 才です。 

訴訟で獲得できた損害賠償額は 6789 万円ですが、
この内の 1296 万円は自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。
6789 − 1296 万円= 5493 万円、
裁判所が弁護士に認める報酬は 10 %の 550 万円ですから、訴訟対応になると考えます。

判決では、判決額の 5 %について、事故日起算で遅延損害金が計算されます。
事故日から判決日まで 2 年が経過していれば、 550 万円以上となります。

更に、自賠責保険の支払額についても、事故日から支払日までの
確定遅延損害金の積算が単利 5 %でなされます。 
6 級の損害賠償は、訴訟提起で実現すべきです。

6 級は、上・下肢で説明すれば 3 大関節の 2 関節の用廃です。
手指では、片手の 5 の手指、もしくは親指を含む 4 の手指を失ったもので、大変に深刻です。

しかし、このレベルに至っても、経験則では、保険屋さんはフル期間の喪失を認めません。
2 関節の用廃であっても、足はつながっている?手指の喪失であっても、未だ右手が残っている?
お話にならないのです。


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