交通事故110番  
まず初めに! コンテンツ 掲示板 相談メール 会員サイト サイトマップ
TOPページへ
交通事故外傷と後遺障害 高次脳機能障害 頚・腰部捻挫 判例の解説 健康保険&労災保険 保険の約款 支払基準 別表 物損 扮セン他
top > コンテンツ > 部位 ・等級別判例の解説 > 上下肢機能障害
交通事故外傷と後遺障害


■14級「上・下肢の機能障害」click!

■13級「上・下肢の機能障害」click!

■12級「上・下肢の機能障害」click!

■11級「上・下肢の機能障害」click!

■10級「上・下肢の機能障害」click!

■9級「上・下肢の機能障害」click!

■8級「上・下肢の機能障害」click!

■7級「上・下肢の機能障害」click!

■6級「上・下肢の機能障害」click!

■5級「上・下肢の機能障害」click!

4級「上・下肢の機能障害」

4 級 「上・下肢の機能障害」

 

( 1 )判例傾向

4 級

期間・地裁名

S57-12-9 京都地裁〜 H15-1-29 東京地裁

訴えの件数

28 件

認・否

認 28 件、否 0 件、

労働能力喪失率

30 〜 92 %、最多は 92 %で 10 件、

喪失期間

5 〜 49 年、最多は 67 才まで 27 件、

この等級になると大多数が切断肢です。
上肢が 3 件、下肢が 25 件、併合は 8 件となっています。
逓減法の判決が 4 件認められていますが、 3 件については被害者が公務員のケースです。

H12-11-2 大阪地裁判決
友人の自動二輪車後部座席に同乗中の自損事故で
右大腿部を切断し 4 級 5 号の後遺障害等級の 20 才男子会社員について、
67 才までの 47 年間について 92 %の労働能力喪失率で、
逸失利益 9424 万円を認定しています。
保険屋さんは三井住友海上火災ですが、被害者が将来的にパソコン等の資格を希望しており、
将来は高収入が見込めるとして、 45 %の喪失率を主張しています。

これに対し大阪地裁は、回復の余地のない障害であり、
不確実な将来の見通しで労働能力喪失率を設定することは妥当でないとし
45 %の主張を退け、 92 %を認定しました。

本件は、制限速度 40 キロの道路を時速 80 キロ以上の速度で走行した
自動二輪車の自損事故であり、後部座席に同乗中の被害者が高速走行を積極的に誘発、
助長したとして好意同条による減額も主張しました。

これに対しても大阪地裁は、運転者は、被害者の兄の友人で 9 才年上であること、
自動二輪車の運転者に対して後部座席の同乗者が減速を求めても減速するかどうかは
運転者の判断次第であり、同乗者には運転者を有効に制御する手立てはなく、
運転者に対して減速を求めなかったことが、直ちに同乗者が危険な運転を容認したと
評価は出来ないとして過失相殺を否定しています。

裁判は自由心証主義で、言ってしまえば何でもありなのですが、認められてナンボ!です。

三井住友さんよ、恥を知れ!お先棒を担いだ弁護士も評価出来ません!
名前も承知しているのですが、表示すると名誉毀損になるとのことです。

義足制作の費用 55 万 5745 円については、国民健康保険の助成分を控除し、
20 万 358 円を損害と認め、更に耐用年数が 5 年と考えられるところから、
平均余命年数 57.85 年間に 11 回の交換を認め 67 万 5547 円を将来の
装具代として認定しています。将来の装具代?憶えておいて下さい。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

1670 万円

800 万円

喪失率

92 %

92 %

喪失期間

67 才まで、

手足の喪失はフル期間、

( 3 )シミュレーション

37 才男子会社員、喪失率 92 %、喪失期間 30 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

1670 万円

逸失利益

544 万 5700 円× 0.92 × 15.372 = 7702 万円

合計

9372 万円

保険屋さん

44 万 4500 円× 12 ヶ月× 0.92 × 15.372 = 7544 万円
800 万円
合計  8344 万円

544 万 5700 円は男性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、 15.372 は 30 年に対応するライプニッツ係数、
44 万 4500 円は保険屋さんの使用する年令別平均給与額、男子 37 才です。 

訴訟で獲得できた損害賠償額は 9372 万円ですが、この内の 1889 万円は
自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。 
9372 − 1889 万円= 7483 万円、裁判所が弁護士に認める報酬は
10 %の 748 万円ですから、訴訟対応に決まっています。

判決では、判決額の 5 %について、事故日起算で遅延損害金が計算されます。
事故日から判決日まで 2 年が経過していれば、 750 万円以上となります。

更に、自賠責保険の支払額についても、事故日から支払日までの
確定遅延損害金の積算が単利 5 %でなされます。
4 級の損害賠償は、訴訟提起で実現すべきです。

4 級は、上・下肢で説明すれば、 1 上肢の用廃、 1 下肢の用廃、つまり、
上肢では肩、肘、手関節、下肢では股、膝、足関節、 3 大関節の全ての用を廃した状況です。

切断は、上肢では肘関節以上、下肢では膝関節以上、
手指では両手の手指の全部の用を廃したもの、
足趾では両足をリスフラン関節以上の切断となります。

先の判例でも説明していますが、三井住友さんは、 4 級の被害者に対して喪失率 45 %、
いわれなき好意同乗で 40 %減額を主張しています。
裁判であっても羞恥心の感じられない主張です。

被害者は、これらの主張に一喜一憂する必要はありません。
9372 万円の損害賠償額が決して多いとは思いません。


■3級「上・下肢の機能障害」click!

■2級「上・下肢の機能障害」click!

■1級「上・下肢の機能障害」click!

前のページに戻る このページの最初に戻る

TOPページへ 交通事故相談サイト