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交通事故外傷と後遺障害


鎖骨の奇形・変形

鎖骨の奇形・変形  12 級 5 号

 

( 1 )判例傾向

顔面の醜状痕  7 級 12 号、 7 級相当、

期間・地裁名

S63-5-26 広島地裁〜 H15-10-28 京都地裁

訴えの件数

7 件

認・否

認 7 件、否 0 件、

労働能力喪失率

10 〜 23 %、最多は 14 %以上が 3 件、

喪失期間

6 〜 35 年、 67 才まで 5 件

鎖骨の骨折後、骨折部が裸体となった時に奇形が明らかなものは、 12 級 5 号が認定されます。

例によって、保険屋さんは、「奇形や変形では逸失利益は発生しません?」 
このように説明し、自賠責保険の認定額 224 万円を超える支払を拒否します。

では裁判ではどうか?
S63-5 〜 H15-10 に 7 件の訴えがなされ、全てに逸失利益が認められています。 
事故後の具体的な支障が説明されているケースでは、
14 %、 10 年以上の喪失率と年数が認められているのです。

余談ですが、鎖骨の骨折は、鎖骨に対する直接の衝撃よりも、
肩関節の打撲による衝撃で発症しています。
多くのケースで肩関節の可動域に制限を残します。
この場合は、肩関節の機能障害で後遺障害を検討することになります。
憶えて下さい。

( 2 )地裁、保険屋さんの比較

地裁、任意保険支払基準の比較

損害項目

地裁基準

任意基準

後遺障害慰謝料

290 万円

100 万円

喪失率

14 %

逸失利益を否定

喪失期間

10 年以上

自賠内

( 3 )シミュレーション

37 才男子会社員、喪失率 14 %、喪失期間 12 年が認められた場合、

後遺障害慰謝料

290 万円

逸失利益

544 万 5700 円× 0.14 × 8.863 = 676 万円

合計

966 万円

保険屋さん

自賠内

544 万 5700 円は男性・産業計・年令別平均賃金( H14 賃金センサス)、 8.863 は 12 年に対応するライプニッツ係数、

訴訟で獲得できた損害賠償額は 966 万円ですが、
この内の 290 万円は自賠責保険に対する被害者請求で先行取得しています。 
966 − 224 万円= 742 万円、裁判所が弁護士に認める報酬は
10 %の 74 万円ですから、訴訟対応は困難と思われます。
通常は、紛センでの解決となります。


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