交通事故110番  
まず初めに! コンテンツ 掲示板 相談メール 会員サイト サイトマップ
TOPページへ
交通事故外傷と後遺障害 高次脳機能障害 頚・腰部捻挫 判例の解説 健康保険&労災保険 保険の約款 支払基準 別表 物損 扮セン他
top > コンテンツ > 健康保険&労災保険 > 健康保険の適用と手続き
交通事故外傷と後遺障害


1健康保険と治療費

健康保険
 

1健康保険と治療費

 

治療費は、加害者が負担して当然である。
この考え方が主流ですが、治療費も損害賠償額の一部、いや大部分を構成しています。
治療費を含む総損害額が120万円未満、つまり自賠責保険の範囲内にとどまれば、一般的には、被害者の過失相殺が行われることはなく、上記の考えが成立します。

しかし、入院を伴う重傷事故では、120万円突破は必至ですから、自賠法の無過失責任主義は吹っ飛び、民法709条、過失責任主義で損害賠償が実行されています。
つまり、治療費を含む総損害額から、被害者の過失が問答無用で棒引きされるのです。

 

(1)過失相殺のカラクリ

 

被害者の総損害額・過失割合

治療費

200万円

休損、慰謝料等、

250万円

合計

450万円

過失割合

20:80

 

ー由診療であれば、
450万円×80%=360万円が、加害者からの損害賠償額の全額となります。
ここから治療費を病院に支払うと、360−200万円=160万円が被害者の手元に残る損害額となります。
過失割合は20:80でも、被害者の取り分は64%ですから、36%がカットされたことになります。

⊇蘓任ら健康保険を適用したときは、
自由診療で200万円の治療費は、健康保険の適用で100万円にダウンします。
さらに、被害者としての負担分は30%の30万円となります。
(30万円+250万円)×80%=224万円が総損害額であり、治療費を支払うと194万円が手元に残ります。
自由診療では、160万円でしたが、健康保険を適用すると194万円となるのです。
被害者の取り分は78%ですから、22%が過失相殺でカットされたことになります。

残りの治療費、70万円は、健康保険組合が保険屋さんに請求、保険屋さんは20%の14万円を過失相殺して
56万円を支払います。

最後に、初診から労災保険を適用したときは、
治療費は、治療先から労働基準監督署に一括請求されます。
労災保険では、治療費の一部負担が被害者にはありません。
250万円×80%=200万円が被害者に支払われ、文字通り20%の過失相殺で済みます。
治療費は労働基準監督署が保険屋さんに請求、この場合でも20%が過失相殺されて、支払われています。

 
 

自由診療では160万円、健康保険適用では194万円、労災保険適用なら200万円となる?
被害者過失が20%でも、差し引かれる割合は20%以上となる?
これを過失相殺のカラクリと言います。
被害者過失が50%となれば、
自由診療では、25万円、健保適用で110万円、労災適用なら125万円しか残らず、自業自得と言えばそれまでのことですが、
大変、深刻です。
したがって、過失事案では、健保&労災保険の適用を避けて通ることができないと考えてください。

 

■2健康保険の適用と手続きclick!

前のページに戻る このページの最初に戻る

TOPページへ 交通事故相談サイト