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頚・腰部捻挫の徹底研究


 頚椎捻挫 神経根症

頚椎捻挫は基本的には頚椎の外傷です。
いわゆる捻挫ですから、骨(椎体)に異常所見が認められるのは稀です。
但し、頚椎のすぐ後には脊髄や頚神経根、
横には椎骨動脈と自律神経の一つである交感神経もこれに連なって走行しています。
従って、これらの障害の有無が頚椎捻挫としての病態、治療、予後などに大きな影響を及ぼします。
それでは頚椎神経根症について説明します。
「事故後、右手の薬指と小指が痺れる!」
つまり、どちらかの上肢に限って痺れ等の症状が発現するのを代表的としています。
脊髄から枝分かれをした頚髄神経は左右に8本あります。
この末梢神経は上肢に走行し、上肢を支配しています。
このイメージが植物の根に似ているところから「神経根」と呼んでいるのです。
スパーリングテスト、ジャクソンテスト、ショルダーデプレッションテストは
神経根障害を調べる神経学的テストです。

神経根に障害がある場合は、その神経根の支配領域に放散痛・痺れ感が生じ、
被害者はいつもの症状の再現や増強を訴えます。
頭を傾けて下方に押しつける神経根の出口が狭められます。
放散痛や痺れ感を訴えた場合は+、そうでない場合は−と表示します。
徒手筋力検査は神経根の支配領域に限って、徒手筋力検査は低下します。腱反射も低下・消失します。

後遺障害等級は14級10号、12級12号の選択となります。


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