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頚・腰部捻挫の徹底研究


 後縦靭帯骨化症(OPLL)

後縦靭帯は1〜2mmの厚さで椎体の後面に張り付いています。
椎体の前面 には同じ厚さの前縦靭帯が張り付いており、前後で椎体を連結、
補強する役目を担っています。
この後縦靭帯が問題となるのは、その真後ろに脊柱管が存在しているからです。
後縦靭帯の厚みが増せば、必然的に脊髄を前から圧迫することになる訳です。
この水分を含んだ弾力性のある靭帯がどうして肥厚、骨化するかについては諸説がありますが、
結局のところはよく分かってはいないというのが真相です。
この病態は、昭和35年日本の学会で初めて発表されました。
日本を初めとするアジア諸国に頻度が高く、欧米の約10倍と言われております。
発症分布は40〜70才であり50代が最多です。男女別 では2:1で男子に発症例が多いのです。
症状としては大多数は脊髄症状を示します。
頚項部痛、上肢の疼痛、痺れ、脱力感、知覚鈍麻に始まり、筋力低下、手指の巧緻運動の障害、
下肢の知覚障害、歩行障害、膀胱・直腸障害へと進行していきます。
治療法としては、入院下でクラッチフィールド牽引(頭蓋直達牽引)を3〜4週間にわたって実施する
保存療法もありますが、重症・進行性症例は手術療法が中心です。

前方から進入し椎体を摘出し骨化巣を切除し脊椎固定術を行います。
骨化巣が硬膜と強固に癒着している場合は骨化巣前方移動術が採用されます。
本症例は多椎間に及ぶケースが多く、
いずれにしても手術は総合病院の限られた専門医に委ねなければなりません。
後遺障害等級は先ず6級5号で決まりです。
等級確定後、訴訟を提起し、保険屋さんから毟り取ることになります。


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