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| ■中心性脊髄損傷 |
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脊この領域から、脊髄損傷に入ります。
元々の学説は1954年にシュナイダー医学博士が
「頚髄損傷であれば下肢の麻痺も認められて当然であるのに下肢には麻痺がほとんど認められず、
上肢の麻痺が主体の患者について死亡後解剖を行ったところ、脊髄の中心部の損傷が激しかった。」
ことを発見して学会に発表したのが始まりです。
解剖学的には上肢に行く神経線維は中心寄りに、下肢に行く神経線維は外側寄りに存在しますので、
中心部に損傷が強ければ上肢の症状が重く、下肢の症状は軽くなるのです。
脊髄の辺縁部は周辺を取り囲む多くの血管によって栄養を受けていますが、
中心部は中心動脈から枝分かれした毛細血管から栄養を受けています。
このことからも脊髄の中心部は損傷を受け易く、回復しにくいという特徴を示します。
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この症例は「変形性脊椎症」や「脊柱管狭窄症」が基礎にある中年以降の被害者に
比較的軽微な受傷機転で発症することが多いのを特徴としています。
おおむね予後は良好とされていますが、中年以降の被害者には先の既往歴が予想されますので
治療は長期化し、改善も不良なことが多いのです。
ステロイド剤の治療がメインですが、改善傾向を示さない場合、
後遺障害等級は9級以上が認定されます。 |
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