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【2018/05/09】部位別後遺障害の見直し 脊柱の圧迫骨折と破裂骨折

部位別後遺障害の見直し 脊柱の圧迫骨折と破裂骨折

 
(2)はじまりは、脊柱の圧迫骨折と破裂骨折?

圧迫骨折は、自動車の横転や転落、バイク、自転車の転倒で、ドスンと尻もちをついたときに発症しています。
つまり、脊椎を構成する椎体に縦方向の重力がかかると、上下に押し潰されて圧迫骨折となるのです。頚椎では、C3〜C5、 胸腰椎では T11〜L2が好発部位です。
XPの側面像では、脊椎の椎体前方、腹側が、楔状変形しているのが確認できます。

「エエッ、破裂骨折? なにが破裂したの、まさか、私の骨が破裂してしまったの?」
もう気絶しそうな傷病名ですが、破裂骨折とは、椎体の前方の壁だけでなく、後方の壁も圧迫骨折し、椎体の後方部が突出して脊柱管を圧迫している骨折のことです。
破裂して骨が跡形もなくなってしまったものではないので、安心してください。
もっとも、破裂骨折では、脊髄症状、麻痺、シビレ、脚の痛みなど、重篤な症状を示すことが大半で、固定術が必要となる重症な骨折で、胸椎下部〜腰椎上部に多く発生しています。

上のイラストでは、グレード3の右側に匹敵するものが破裂骨折です。

1)脊柱の変形障害
脊柱の変形障害については、\埣譴肪しい変形を残すもの、 ∪埣譴肪翊度の変形を残すもの、 脊柱に変形を残すもの、以上の3段階で等級が認定されており、脊柱に中程度の変形を残すものが新たに追加されました。

ムチウチでも、頚腰部の可動域制限を訴える被害者がおり、医師が頚腰部の可動域を計測して後遺障害診断書に記載されているものを見かけますが、これは非該当になります。
ムチウチでは、可動域の計測をしても見向きもされません。
なぜなら、脊柱の変形や運動障害で等級が認定されるには、脊柱の圧迫骨折、破裂骨折が認められること、もしくは、脊椎の固定術が実施されていなければならないからです。

等級

運動障害の内容

6級5号

脊柱に著しい変形を残すもの

XP・CT・MRIで圧迫骨折などを確認できて、次のいずれかに該当するもの

^鞠骨折等により2つ以上の椎体前方椎体高が著しく減少し、後弯が生じているもの

3つの椎体の圧迫骨折で、前方椎体高が減少したもの

0鞠骨折等により1つ以上の椎体の前方椎体高が減少し、後弯が生ずるとともに、コブ法による側弯度が50°以上となっているもの

2つの椎体の圧迫骨折等で前方椎体高が減少したもの

8級2号

脊柱に中程度の変形を残すもの

^鞠骨折等により1つ以上の椎体の前方椎体高が減少し、後弯が生じているもの

▲灰嵋,砲茲訛ψ薪戮50°以上であるもの、

7柯瑤隆陳任泙燭麓環任諒儼繊Ω把蠅砲茲蝓⊆,里い困譴に該当するもの、

a 60°以上の回旋位となっているもの

b 50°以上の屈曲位または60°以上の伸展位となっているもの

c 側屈位となっており、XP等により、矯正位の頭蓋底部両端を結んだ線と軸椎下面との平行線が交わる角度が30°以上の斜位となっていることが確認できるもの

11級7号

脊柱に変形を残すもの

\堋念鞠骨折などを残しており、そのことがXPなどにより確認できるもの

∪堋埜把蟒僂行われたもの

3椎以上の脊椎について、椎弓切除術等の椎弓形成術を受けたもの

6級5号 脊柱に著しい変形を残すもの?
脊柱に著しい変形を残すものとは、XP、CT、MRIにより、脊椎圧迫骨折などを確認することができるときであって、次のいずれかに該当するものです。

A 脊柱圧迫骨折等により2つ以上の椎体の前方椎体高が著しく減少し、後弯が生じているもの、
前方椎体高が著しく減少したとは、減少した全ての椎体の後方椎体高の合計と減少後の前方椎体高の合計との差が、減少した椎体の後方椎体高の1個当たりの高さ以上のものです。

B 3つの椎体の圧迫骨折で、前方椎体高が減少した?
3つの椎体の後方椎体高が120mm、前方椎体高が70mmのとき、120−50mm、その差は50mmとなります。1つの椎体の後方椎体高は、120mm÷3=40mmですから、6級5号が認定されます。

C 脊柱圧迫骨折などにより1つ以上の椎体の前方椎体高が減少し、後弯が生ずるとともに、コブ法による側弯度が50°以上となっているもの?
前方椎体高が減少したとは、減少した全ての椎体の後方椎体高の合計と減少後の前方椎体高の合計との差が、減少した椎体の後方椎体高の1個当たりの高さの50%以上であるものを言います。

D 2つの椎体の圧迫骨折などで前方椎体高が減少した?
2つの椎体の後方椎体高の合計が80mm、前方椎体高が55mmのとき、その差は25mmとなります。
1つの椎体の後方椎体高は、80mm÷2=40mmの50%は、20mmとなります。
こんなときは、コブ法による側弯度が50°以上であれば、6級5号が認定されます。

※コブ法

コブ法とは、XPにより、脊柱のカーブの頭側および尾側においてそれぞれ水平面からもっとも傾いている脊椎を求め、頭側でもっとも傾いている脊椎の椎体上縁の延長線と尾側でもっとも傾いている脊椎の椎体の下縁の延長線が交わる角度、側弯度を測定する方法のことです。
 

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