TOPページへ 交通事故相談サイト


前月へ 2018/06 次月へ



■【2018/06/01】部位別後遺障害の見直し 脳震盪click!

【2018/06/04】部位別後遺障害の見直し 頭蓋骨骨折

部位別後遺障害の見直し 頭蓋骨骨折

 

(4)頭蓋骨骨折


A:陥没骨折 B:線状骨折

頭蓋骨は、身体の他の部位の骨が関節を形成したり重力に対して体を支えたりしているのとは違って、脳を格納し、脳を守る容器としての役割のみを果たしています。

頭蓋骨骨折は、見過ごすことのできない外傷ですが、すべてが重症化するのでもありません。
ポイントは、頭蓋骨骨折に伴って、脳損傷を発症しているか、どうかにあります。
頭蓋骨骨折の衝撃で、脳損傷をきたすことも多発していますが、脳損傷に至らないこともあるのです。
逆に、頭蓋骨骨折がないときでも、びまん性軸索損傷などの重篤な後遺障害を残すことがあります。

頭蓋骨骨折には、以下の3つの病態があります。
\状骨折
陥没骨折、頭蓋骨が内側に凹んでいる骨折です。
F蓋底骨折、頭蓋骨の底辺部の骨折です。

1)頭蓋骨線状骨折
直接的な衝撃で、頭蓋骨に線状のひびが入った状態です。
頭蓋骨は、脳を守る格納容器であり、線状骨折そのものが、手術の対象になることはありません。
しかし、線状骨折するほどの衝撃を受けており、脳に対する影響が大きく問題視されるのです。

XP撮影で線状骨折が診断されたときは、頭部CT検査が行われ、脳損傷の有無が確認されています。

2)頭蓋骨陥没骨折
頭部に対する直接的な打撃で、頭蓋骨が内側に陥没する骨折で、線状骨折よりも重症例です。
頭蓋骨陥没骨折では、頭蓋骨の内側に髄膜に包まれた脳が存在しており、線状骨折に比較すると、陥没のレベルに応じて脳が圧迫・損傷を受ける可能性が高まります。
XP撮影で陥没骨折と診断されたときは、頭部CT検査で脳損傷の有無が確認されます。

内側に陥没した頭蓋骨が、脳に圧迫や損傷を与えているときは、以下のガイドラインにより、陥没骨折整復術が行われます。
1cm以上の陥没
∩鯵柯瑤覆鼻⊃拡的に容認しがたい頭蓋骨変形が認められるとき、
9屠譴寮徒や静脈洞を圧迫しているとき、

骨片が3つ以上に分かれると、粉砕骨折と診断されます。

 

陥没骨折、粉砕骨折で、頭皮が破れ、骨折部と外界が繋がっている開放性陥没骨折では、12時間〜24時間以内に適切な処置をしないと、感染の危険性が増大します。

被害者がお子様、あるいは成人であっても、傷病名に頭蓋骨陥没骨折がないとき、事故後の意識障害も軽度であるときは、過剰な心配をすることはありません。
治療は、抗痙攣剤の内服と3、6カ月ごとの脳波検査によるチェックが続けられます。

‐来、外傷性てんかん発作を発症する可能性があること、
脳波の安定が得られるまでは、抗痙攣剤を内服し続けなければならないこと、
この内服が、なん年続くのかは、不明であること、
て睇していても、てんかん発作を起こす可能性のあること、
ス梶框産泙瞭睇を続けている期間は、妊娠を避けなければならないこと、

小児科、あるいは脳神経外科の主治医は、予防的に起こりうる可能性のすべてを説明するのですが、私の経験則で想定する限り、頭蓋骨陥没骨折以外では、てんかん発作の発症はありません。

 

■【2018/06/05】部位別後遺障害の見直し 外傷性てんかんclick!

■【2018/06/06】部位別後遺障害の見直し 頭蓋底骨折click!

■【2018/06/07】部位別後遺障害の見直し 側頭骨骨折click!

■【2018/06/08】部位別後遺障害の見直し めまいclick!

■【2018/06/11】部位別後遺障害の見直し 外傷性頭痛click!

■【2018/06/12】部位別後遺障害の見直し 外傷性ナルコレプシーclick!

■【2018/06/13】部位別後遺障害の見直し 内頚動脈海綿静脈洞瘻click!

■【2018/06/14】部位別後遺障害の見直し 脊髄損傷とは?click!

■【2018/06/15】部位別後遺障害の見直し 脊髄損傷における後遺障害等級?click!

■【2018/06/18】部位別後遺障害の見直し 環軸椎脱臼・亜脱臼?click!

■【2018/06/19】部位別後遺障害の見直し 上位頚髄損傷 C1/2/3 と横隔膜ペーシング?click!

■【2018/06/20】部位別後遺障害の見直し 中心性頚髄損傷?click!

■【2018/06/21】部位別後遺障害の見直し ブラウン・セカール症候群と前脊髄動脈症候群?click!

■【2018/06/22】 部位別後遺障害の見直し 脊髄前角障害?click!

戻る このページの最初に戻る

TOPページへ 交通事故相談サイト