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■【2018/07/04】高次脳機能障害の症状について?click!

【2018/07/05】高次脳機能障害の症状 注意障害について?

高次脳機能障害の症状 注意障害について?

 

3)注意障害について?

前頭葉は、注意・思考・感情のコントロールを行い、物事を整理・処理・実行する機能を担っています。
この部位を損傷すると、注意障害や、遂行機能障害、社会的行動障害などが予想されます。
注意機能は記憶や遂行機能の土台であり、注意機能がうまく働かないと、より高次の認知機能に影響が出てくることになり、後遺障害等級の審査では、注意障害のレベルがシッカリと着目されています。

※注意障害の分類 全般性注意障害
1つのことに集中できず、長時間の作業が困難な障害であって、 銑イ料躱里任后

〇続性注意障害
持続性注意障害では、注意を一定時間、持続的に集中することができなくなります。
注意の強さが変動し、保持し続けることも困難で、仕事の効率を一定に保てなくなります。
集中が続かないと、本を読む、作業をやり遂げる、映画を最後まで見ることが難しくなります。

課題や仕事などの効率を一定の状態に保てなくなります。
新聞や本を読み続けることができず、読み飛ばしてしまいます。
会話をしていても内容は一貫性がなく、あちこちに飛んで脈絡がなくなります。
話し相手の会話内容を断片的にしか、理解できなくなります。

∩択性注意障害
必要なところに、素早く、正確に、スポットライトを当てるような注意の機能です。 電車に乗っていても、車掌のアナウンスを聞くことができ、雑踏や電車の中などのうるさい場所であっても会話ができるのは、特定の対象に注意を向けられる選択機能のおかげなのです。

電車内や街頭など、騒音のあるところでは、相手との会話を聞き取ることができません。
視覚的な選択機能に問題があると、本の内容から、必要な部分を探し出すことができません。
仕事中であっても、他所で物音や話し声が聞こえると、そちらに注意が逸れ、続けられなくなります。
会話中、周囲の音と相手の声を識別することができず、会話の理解ができません。
目に入る刺激の多い駅やデパートなどでは、刺激がすべて目に飛び込んでくるので疲れ果てます。

E彰浩注意障害
注意を向けていたものから、刺激や必要に応じて注意や集中力を切り替える機能です。
電車の中で友人と会話をしている最中に、車掌のアナウンスに注意を切り替えて聞き取るには、この機能が必要となります。

注意の切り替えができないと、話しかけられても、すぐに返事ができなくなります。
注意を必要な方向に切り替えることができません。

で枴性注意機能
特定のものに限らず、複数に注意を広く向ける機能で、自動車の運転などでは、必要となります。

注意の分配がうまくできないと、同時並行的な作業ができなくなります。

ネ椴明注意障害
注意の容量が少なくなると、一度に処理できる情報量が低下します。
低下した処理容量内に収まる少ない情報量であれば、問題なく処理することができるのですが、情報の処理効率が悪くなり、同時に複数のことを処理するのが困難になります。
長い話しや電話番号などの長い数字が聞き取れなくなり、同時的に複数の作業に振り向ける量が足りなくなります。

日常生活で、短い会話は理解できても、長い会話になると理解が追い付かず、混乱します。
桁数の少ない暗算は可能ですが、桁数が多くなるとできなくなります。
1つの作業なら問題なくこなせても、複数を同時にとなると、途端にできなくなり、ミスが増えます。

κ向性注意障害
方向性注意障害とは、脳の損傷により視覚情報を処理することができず、見えている半分の空間を認識できなくなり、見落としてしまう症状で、傷病名では、左半側空間無視と言います。
左側に注意が向かないことで、左側が存在しないかのように、認識されない状態になります。


           正しい図        半側空間無視の被害者が描くと?
※注意障害を測定する神経心理学的検査?

注意機能を測定する神経心理学的検査

TMT-A
TMT-B

トレイルメーキングテストで注意の選択・変換機能などを判定します。

CAT

標準注意検査法 数唱、末梢課題など7種類の検査で、注意の容量、持続、選択、変換、配分などの機能を判定します。

CAS

共通の尺度で測定できなかった注意力や意欲を、標準化された方式で評価できます。

STROOPテスト

ストループテスト
注意と切替えに関する機能を測定する検査です。

BIT

行動無視検査
方向性注意障害=半側空間無視があるときに、この検査を受けます。

トレイルメーキングテスト
この検査では、視覚的な情報処理能力、注意配分能力を測定することができます。
仕事に復帰した際の、事務処理能力をこの検査で計測することができるのです。
単純で簡単な作業ですが、集中力を要求されるため、集中力が続かないときは、時間がかかることになり、それによって、持久力の低下を推察することができます。
また、この検査では遂行機能能力についても一定の評価が可能です。

年代別平均

TMT-A

TMT-B

20代

1分69秒

1分23.9秒

30代

1分10.9秒

1分30.1秒

40代

1分27.2秒

2分12秒

50代

1分49.3秒

2分30.2秒

60代

2分37.9秒

3分36.2秒

先の村上さんには、職場において、
―乎耄呂維持できない。
∪擇蠡悗┐利かない。
8落としなど、単純なミスが多い。
は辰靴鯤垢い討い覆い海箸ある。
などの注意障害が指摘されており、そのレベルは、TMT、CAT、STROOP検査で立証します。
半側空間無視の症状はないので、BIT検査は必要ありません。

高次脳機能障害では、注意障害の立証を欠かすことはできません。
高次脳の専門医、等級を審査している調査事務所の顧問医も注意障害に着目しているからです。

注意障害の立証をすっ飛ばして、記憶や遂行機能障害を立証しても、
「本当? かなり盛っているのでは?」 
後遺障害等級が薄められる可能性が予想されるのです。

 

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