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【2018/08/01】40歳男性会社員、妻と子どもの2人、年収800万円の高次脳機能障害3級3号では、

40歳男性会社員、妻と子どもの2人、年収800万円の高次脳機能障害3級3号では、

 

4)40歳男性会社員、妻と子どもの2人、年収800万円の高次脳機能障害3級3号では、

選択の理由

’5%の法定利率と実勢利率との乖離が、あまりに大きいこと。

定期金賠償であれば、法定利率と実勢利率との乖離が生じないこと。

D蟯金払いで、加害者が反省を続けることで、再発防止の効果が得られること。

条件

40歳の父が高次脳機能障害で3級3号、過失割合は、0:100
母親38・長女10・長男8歳

介護料は職業介護と家族介護の併用で、日額1万1000円
年額は、1万1000円×365日=401万5000円

平均余命年数41.963年 42年のライプニッツ係数17.4232、
一括精算では、1万1000円×365日×17.4232=6995万4148円

介護料、父親が60歳になるまでの20年間、定期金賠償を求める。 
401万5000円×20年=8030万円

21年目に残りの介護料を一括精算、401万5000円×13.4886=5414万8699円

事故前年の年収800万円、3級3号の労働能力喪失率100%、
年間逸失利益は定期払いで800万円、

就労可能年数67歳までの27年に対応するライプニッツは14.6430
一括払いでは、800万円×14.6430=1億1714万4000円
父親が60歳となる20年間は定期金賠償を求める。
800万円×20年=1億6000万円
21年目に残余の逸失利益を一括精算する。
800万円×100%×5.0757=4060万5600円

費目

一括精算

定期払い+残余の一括精算

入院雑費

1500円×30日=4万5000円

4万5000円

付添看護料

(入・通院分) 48万8400円

48万8400円

慰謝料

(入院1カ月・通院11カ月) 179万円

179万円

障害慰謝料 2290万円(本人1990、家族300) 2290万円
小計 3322万3400円 3322万3400円
介護料 1万1000円×365日×17.4232
6995万4148円
介護料は、毎年401万5000円
20年間の定期払い、
20年間の合計は、8030万円
21年目に一括精算 5414万8699円

逸失利益

800万円×100%×14.6430
1億1714万4000円

逸失利益は20年の定期払い
毎年800万円

20年間の合計 1億6000万円

21年目に一括精算 4060万5600円

総計

1億8709万8148円

3億3505万4299円

最初に検証した判例が、3歳と1歳の女児の死亡案件であり、子どもの死亡事故における逸失利益の定期金賠償に注目したのですが、階層別にシミュレーションを続けると、重度後遺障害事案でも、介護料と逸失利益の定期金賠償を求めることで被害者側に利益がもたらされることが判明しました。

被害者が18歳以上の成人であれば、逸失利益に待機の期間はなく、いわゆる損切りの発生はなく、さらに、死亡ではなく、後遺障害案件となれば、生活費の控除もなく、介護料も待ったなしの支給です。
本件の例では、最初に、3332万3400円を受領し、残りは20年間、毎年1201万5000円が振り込まれることになり、父親の年収は、中間利息が控除されることなく、事故前の実績である年収800万円が20年間振り込まれます。
これにより、父親が勤務していたら役職定年を迎える60歳まで、家族は安心して生活することができます。
職業介護人の費用についても、20年間は、振り込まれてくる401万5000円を取り崩して支払うことになり、中間利息の控除による被害者側の負担は発生しません。
そして、21年目、夫が61歳、妻が59歳となったとき、介護料と逸失利益の残りを一括精算とすれば、9475万4299円が振り込まれるのです。

夫が67歳、妻が65歳まで定期金賠償を求める選択肢も間違っていません。
逸失利益は定期金払いで完了しており、残りの介護料についてのみ一括請求を行うことになります。
夫68歳の平均余命は、17.22年、対応するライプニッツ係数は11.2741ですから、401万5000円×11.2741=4526万5511円となります。
正に、被害者側のライフサイクルに合わせて、自由に設計することができるのです。


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