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交通事故外傷と後遺障害


■1覚えておくこと=理屈はあとからついてくる、自賠3法の立証責任click!

■2重過失減額自賠3法の立証責任click!

■3自賠法13条 保険金click!

■4傷害部分の損害click!

■5慰謝料の計算方法click!

■6後遺障害部分の損害、後遺障害慰謝料+逸失利益click!

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■10自賠責保険の理屈、自動車損害賠償保障法の目的と運用=被害者救済click!

■11請求の形態click!

■12共同不法行為click!

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■14請求者への情報提供click!

15自賠責保険と対人賠償保険の関係

自賠責保険支払基準

 

15自賠責保険と対人賠償保険の関係
 

 

任意保険の約款、賠償責任条項1条には、「自動車の所有、使用または管理に起因して他人の生命または身体を害することにより、被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害の額が自賠責保険または自賠責共済の支払額を超過する場合に限り、その超過額のみを填補する。」と記載されています。
であれば、任意保険は、自賠責保険との関係では上積み保険であるのです。

私はこのことを2階建ての一戸住宅と説明しています。
1階が自賠責保険、2階は任意保険が入居しています。
1階は鉄筋コンクリートで頑丈な造りとなっていますが、2階が建て売り住宅仕様で、いつ壊れるか分からない? 
住人も信用できない人が多く、これが被害者を悩ませているのです。

 

(1)自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険金を請求できる者=保険金請求権者

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

自賠法15条 加害者請求=被保険者(保有者と運転者)


自賠法16条 被害者請求=被害者の損害賠償額の請求

保険証券記載の記名被保険者
被保険自動車を使用、管理中の者
  記名被保険者の配偶者
  記名被保険者または配偶者の同居の親族、
  記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子
記名被保険者の承諾を得て被保険自動車を使用ま
  たは管理中の者、
記名被保険者が被保険自動車を使用者の業務に
  使用しているときの使用者、
被害者も相手方の任意に保険に直接請求する
  ことができます。
 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険金が支払われる範囲=填補責任

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

自動車の運行によって、他人の生命、身体を害したときにおける法律上の損害賠償責任を負担したことによる損害

被保険自動車の所有・使用・管理に起因し、他人の生命または身体を害したときにおける法律上の損害賠償責任を負担したことによる損害額から自賠責保険等で支払われる金額を差し引いた額とする。

被害者の直接請求の場合は、上記の額から被保険者が損害賠償請求権者に対し、既に支払った損害賠償金を差し引いた額とします。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険金が支払われない場合=無責・免責

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

無責
以下の3条件を証明したとき、自動車の保有者は損害賠
償責任を負わず、保険金等が支払われません。
自己および運転者が自動車の運行に関し注意を
  怠らなかったこと、
被害者または運転者以外の第三者に故意または
  過失があったこと、
自動車に構造上の欠陥、機能の障害がなかった
  こと、
   
免責
保険契約者または被保険者の悪意で生じた損害、
被害者請求では、自賠法14条により、上記の免責規定
の適用はなされません。
損害賠償額の支払いがなされます。
重複契約がある場合、他方は免責となります。
 
自賠責保険では、被害者の他人性が否定されない限り、
被保険者の父母、配偶者または子供の生命または
身体を害したとき、親族間事故も担保されます。
他人の生命、身体を害して法律上の損害賠償責任を負
った場合でも、以下の損害に対しては保険金の支払いは
なされません。
保険契約者・記名被保険者またはこれらの者の
  法定代理人の故意によって発生した損害、
記名被保険者以外の被保険者の故意で生じた損害、
  ただし、それによってその被保険者が賠償責任を
  負担することによって被る損害に限ります。
戦争・内乱・暴動や天災、原子力による損害、
   
以下の者の生命または身体が害された場合は保険金の
支払いはなされません。
記名被保険者
被保険自動車を運転中の者またはその父母、
  配偶者もしくは子供、
被保険者の父母、配偶者または子供、
被保険者の家事を除く業務に従事中の使用人、
被保険者の使用者の業務に従事中の他の使用人、
  記名保険者による同僚災害担保特約
  被保険自動車の所有者および記名被保険者が
  個人であるときは、記名被保険者が被る損害に限り、
  保険金が支払われます。
 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

支払われる保険金の限度

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

傷害
傷害による治療費等の損害に対しては120万円、
   
後遺障害
別表機1級は4000万円、2級は3000万円、
別表供1級3000万円〜14級75万円
   
死亡
葬儀費、逸失利益、慰謝料等で3000万円、
死亡に至るまでの傷害の損害は120万円
1回の事故で被害者1名につき、保険金額を限度、
保険契約は自動復元されるため、契約期間中であれば、
何回事故が発生しても保険金額を限度に支払われます。
自動車総合保険や自家用自動車総合保険では、保険会社の
同意を得て支出した次の費用は、保険金額とは別枠で全額支
払われます。
   
被保険者が被害者との示談交渉で支出した交通費、
  通信費、
判決による遅延損害金
あらかじめ保険会社の同意で支出した訴訟関係費用
  被保険者の支出する臨時費用に関し、被害者1名について
  保険金とは別枠で一定額が支払われます。
 

コラム 民法

法416条 損害賠償の範囲はどこまでか?
通常発生する範囲内の損害=交通事故と相当因果関係にある損害と規定されています。
被害者がお爺様の遺品として大切にしていた金の懐中時計を交通事故で破損した場合、一般的な腕時計の損害として賠償が
検討されます。
遺品の金の懐中時計は、特段の事情のあるときの損害となり、加害者が事前にそのことを知っていたときは、損害賠償の範囲となりますが、交通事故では、それは考えられません。
大切なものは、持ち歩かないことです。
ローレックスやオメガ、カルチェ等は、アンティークでもない限り、補償の対象になります。
貴方にとって大切なものでも、世間では普及品です。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険金等の請求方法

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

法15条 加害者請求
加害者=被保険者が被害者に対して損害賠償金を支
払ったときは、その支払った金額を限度として保険金
の請求ができます。
   
法16条 被害者請求
保有者の損害賠償責任が発生したとき、被害者は直
接保険会社に対して損害賠償額を請求できます。
保険金の請求
示談が成立し、あるいは調停・判決等で具体的に損害
賠償額が確定したときは、被保険者は保険金を請求すること
ができます。被保険者が請求するときは、被害者に損害
賠償金を支払ったことを要件とはしません。
   
損害賠償額の請求
被害者は以下のときは、直接保険会社に対して損害賠償額
の請求ができます。
   
被保険者と損害賠償請求権者との間で示談・調停・
訴訟等により賠償額が確定したとき、
   
損害賠償額が保険金額を明らかに超えているとき、
   
全ての被保険者について、破産・生死不明等の事由が
あるとき、
   
いずれの被保険者またはその相続人とも折衝することが
できないと認められ、損害賠償請求権者が被保険者に
対してそれ以上の請求を放棄したとき、
なお、被保険者と被害者の請求が競合したときは、
被害者の請求を優先して支払います。
自動車総合保険・自家用自動車総合保険では、被保険者の
負担する法律上の損害賠償責任が発生したときは、
被害者は保険会社に直接請求することが可能。
 
上記´↓ぐ奮阿里箸であっても、損害賠償請求権者
が、保険会社との間で協定した賠償額で満足し、
被保険者に対し、それ以上の請求を放棄したときは
損害賠償額が支払われます。
 

コラム 民法

法520条 混同?
債権者=債務者となるケースです。
私の経験では、自宅敷地内の駐車場から自動車を運転し仕事にでかける際に、物陰からでてきたお爺ちゃんを発見できずに撥ねてしまい死亡された不幸な事故が発生しました。
このときは、加害者が息子、被害者がお父さんとなり、息子さんは加害者であって、同時に損害賠償請求権者となり、債務の範囲内で債権が消滅します。
お爺ちゃんの他の家族は損害賠償請求が可能ですが、息子さんは請求ができません。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

仮渡金の請求

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

法17条 被害者は、葬儀費用や医療費等、当座の費用をまかなうため、損害賠償責任が確定する前でも、直ちに保険会社に仮渡金の支払いを請求することができる。
○死亡のとき 290万円
○傷害のときは、5、20、40万円の選択、

仮渡金の制度はありません。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

内払い金の請求

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

傷害事故で被害者が治療継続中のため総損害額が確定しないときでも、調査の結果、加害者に賠償責任があると認められ、既に発生した損害額が10万円以上あることが確認されたときは内払いができます。
内払い金の請求は、加害者・被害者のいずれからも請求することができます。

被害者が治療継続中のため総損害額が確定しないときは、賠償責任があると認められるときには、治療費、看護料および休業損害等について必要に応じた内払いが行われています。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

一括払い

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

自賠責保険にない概念です。

法律上の損害賠償責任(賠償額)が確定し、自賠責保険が未了の
ときは、任意保険会社が自賠責保険を含め一括払いを行います。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

共同不法行為=加害者が複数いるとき

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

共同不法行為の保険金等請求に当たっては、加害者の過失割合に応じてそれぞれの保険会社に請求するのが本来であるが、自賠責保険の実務上は、損害額が1契約の限度以内の場合は、いずれか一方の契約保険会社に請求をすればいいこととされています。

各共同不法行為者=加害者の過失割合に応じた損害額をそれぞれの保険会社が分担して支払うことになります。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

減額または過失相殺

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

重大な過失による減額、
被害者の軽過失は減額の対象とせず、70%以上の重過失が
あるときは、20、30、50%の減額を行う。
傷害による損害や死亡に至るまでの傷害の損害については
20%のみの減額とする。
減額の方法は、積算した損害額が保険金額に満たない場合は
積算した損害額から、保険金額以上となる場合は、
保険金額から減額がなされます。
   
受傷と死亡または後遺障害との因果関係の判断が困難なとき
  の減額、
被害者が既往症を有していたため、死因または後遺障害発生
原因が明らかでないとき等、受傷と死亡との間および受傷と
後遺障害との間の因果関係の有無の判断が困難なときは、
死亡、後遺障害による損害について50%の減額が行われます。
因果関係の有無の判断が困難な場合とは、
   
被害者が既往症を有していたため、死因または後遺障害発生
  原因が明らかでないとき、
事故後、被害者が自殺した場合で、その原因が事故によるもの
  かそれ以外によるものか判然としないとき、

民法709条により、過失相殺を行います。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険責任の始期と終期

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

始期 保険契約成立時、
終期 保険期間末日の午前12時
継続契約は、午前12時〜午前12時

始期 保険期間初日の午後4時
終期 保険期間末日の午後4時
保険料領収前の事故は免責、

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険契約の無効

自賠責保険

任意保険(対人賠償保険)

詐欺の行為、

(1)詐欺の行為
(2)既に事故のあったことを知っていたこと、
(3)他人のための契約について不告知

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

保険金・損害賠償額の支払い

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

請求を受けた日から30日以内、
ただし、この期間内に必要な調査を終了することができないときは、この限りではありません。

請求を受けた日から30日以内、
ただし、この期間内に必要な調査を終了することができないときは、この限りではありません。

 

自賠責保険と任意保険=対人賠償保険との比較

訴訟関係費用

自賠責保険

任意保険=対人賠償保険

原則として支払いません。
判決・和解・調停において認められた被害者側の弁護費用については、保険金額の範囲で支払われます。

あらかじめ保険会社の同意を得て支出したものに限り、全額支払われます。自賠責保険の支払額を控除した損害賠償金が保険金を超えるときは、1名ごとの訴訟費用×保険金額÷損害賠償金の計算で支払がなされます。

自動車総合保険・自家用自動車総合保険では、あらかじめ保険会社の同意を得て支出したものに限り、保険金額の枠外で全額が支払われます。

 
 

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