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自賠責保険各論 27損害額の算出方法

自賠責保険 各論

 

27損害額の算出方法

 

計算式 後遺障害による損害=逸失利益+後遺障害慰謝料

 

(1)計算例1 自賠責保険のカラクリ

自賠責保険の後遺障害保険金は慰謝料と逸失利益で説明されていますが、支払いは定額となります。
この計算のカラクリを説明します。

 

36才男性、会社員が1下肢を膝関節以上で切断して4級7号が認定された場合、

損害費目

計算式

逸失利益

43万2900円×12ヶ月×0.92×15.593=7453万円

後遺障害慰謝料

687万円

合計

7453万円+687万円=8140万円>1889万円、認定額は1889万円となります、

根拠

43万2900円は36才男性平均給与額、0.92は4級の喪失率、15.593は就労可能年数
31年に対応するライプニッツ係数、687万円は別表4級の後遺障害慰謝料、
1889万円は自賠責保険の限度額、
 

85才女性、有職者が1下肢を膝関節以上で切断して4級7号が認定された場合、

損害費目

計算式

逸失利益

23万6600円×12ヶ月×0.92×2.723=712万円

後遺障害慰謝料

687万円

合計

712万円+687万円=1399万円<1889万円、認定額は1399万円となります、

根拠

23万6600円は68才以上女性平均給与額、0.92は4級の喪失率、2.723は就労可能
年数3年に対応するライプニッツ係数、687万円は別表4級の後遺障害慰謝料、
1889万円は自賠責保険の限度額、

 

同一の後遺障害等級であっても、被害者の年齢による労働能力喪失期間で、認定損害額が変わります。
定額であっても、定額以下のケースが存在するのです。
自賠責保険支払基準を理解した上で、個別的に算出して下さい。

○計算例2 単独不法行為

70才女性、家事従事者が別表1の1級1号の後遺障害等級を認定された場合、

損害費目

計算式

逸失利益

23万6600円×12ヶ月×100%×5.786=1643万円

後遺障害慰謝料

1600万円+500万円=2100万円

合計

3743万円<4000万円、認定額は3743万円となります、

根拠

23万6600円は70才女性平均給与額、5.786は就労可能年数7年に対応する
ライプニッツ係数、1600万円は別表妓絨箴祿屋崋嬶繊500万円は初期費用、
自賠責保険の限度額は4000万円
 

○計算例3 共同不法行為

共同不法行為で1才男子、幼児が別表気2級1号の後遺障害等級を認定された場合、

損害費目

計算式

逸失利益

41万5400円×12ヶ月×100%×(19.201−11.274)=3952万円

後遺障害慰謝料

1163万円+205万円=1368万円

合計

5320万円<3000万円×2=6000万円、認定額は5320万円となります、

根拠

41万5400円は全年令男子平均給与額、19.201は就労可能年数66年に対応する
ライプニッツ係数、17年間は就労しないため11.274を差し引く、1163万円は
別表妓絨箴祿屋崋嬶繊205万円は初期費用、自賠責保険の限度額は
共同不法行為につき3000万円×2=6000万円
 

○計算例4 加重障害

事故前に1眼を失明していた30才男子被扶養者なしが事故で他眼を失明し両眼失明となった場合、

損害費目

計算式

保険金額

両眼失明 3000万円
片眼失明 819万円
3000万円−818万円=2181万円

逸失利益

41万5400円×12ヶ月×(1-045)×16.711=4582万円

後遺障害慰謝料

両眼失明 1100万円
片眼失明 324万円
1100万円−324万円=776万円

合計

5358万円>2181万円、認定額は2181万円となります、

根拠

41万5400円は全年令男子平均給与額、両眼失明の喪失率100%、片眼失明の
喪失率45%、16.771は就労可能年数37年に対応するライプニッツ係数、
1100万円は別表粁彰禺彩1級1号、324万円は別表曲甸禺彩8級1号の
後遺障害慰謝料、自賠責保険金額は1級−8級=2181万円、
 

○計算例5 加重障害で共に労働能力喪失率が100%のとき、

 

62才男子有職者で被扶養者なし、既存障害3級1号、加重後の障害1級1号の場合、

損害費目

計算式

保険金額

加重障害 別表1級1号 3000万円
既存障害 別表3級1号 2219万円
3000万円−2219万円=781万円

逸失利益

加重障害も既存障害も 35万7200円×12ヶ月×100%×7.722=3310万円
3級1号の総損害額 3310万円+829万円=4139万円>保険金額 2219万円
3310万円−(2219万円−829万円)=1920万円

後遺障害慰謝料

1級1号 1100万円
3級1号 829万円
1100万円−829万円=271万円

合計

1920万円+271万円=2191万円>781万円、認定額は781万円となります、

根拠

35万7200円は62才男子平均給与額、1級、3級共に喪失率100%、7.722は
就労可能年数10年に対応するライプニッツ係数、1100万円は別表1級1号、
829万円は別表3級1号の後遺障害慰謝料、自賠責保険金額は1級−3級=781万円、
 

○計算例6 加重障害で共同不法行為

63才男子有職者で被扶養者なし、既存障害14級9号、加重後の障害7級4号の場合、

損害費目

計算式

保険金額

加重障害 別表7級4号 1051万円
既存障害 別表14級9号 75万円
(1051万円−75万円)×2台=1952万円

逸失利益

35万100円×12ヶ月×(0.56−0.05)×7.108=1523万円

後遺障害慰謝料

7級4号 409万円
14級9号 32万円
409万円−32万円=377万円

合計

1523万円+377万円=1900万円<1952万円、認定額は1900万円となります、

根拠

35万100円は63才男子平均給与額、喪失率は7級56%、14級5%、7.108は
就労可能年数9年に対応するライプニッツ係数、409万円は別表7級4号、
32万円は別表14級9号の後遺障害慰謝料、
自賠責保険金額は(7級−14級)×2台=1952万円、
 

○計算例7

別表気慮絨箴祿欧加重になる場合の自賠責保険金額の決定

既存障害の後遺障害等級

別表供5級2号「神経系統の機能または精神の障害」

加重後の後遺障害等級

別表機1級1号「神経系統の機能または精神の障害」
別表供1級1号「両眼の失明」

自賠責保険金額

別表気鵬箪鼎鯏用すると、4000万円−1574万円=2426万円
両眼の失明、1級1号は別系列の後遺障害で保険金は3000万円
この場合は、目の障害を採用して保険金額を3000万円とする、
 

別表気慮絨箴祿欧加重になる場合の自賠責保険金額の決定

既存障害の後遺障害等級

別表供5級2号「神経系統の機能または精神の障害」

加重後の後遺障害等級

別表機1級1号「神経系統の機能または精神の障害」
別表機2級2号「胸腹部臓器の障害」

自賠責保険金額

別表気鵬箪鼎鯏用すると、4000万円−1574万円=2426万円
2級2号は別系列の後遺障害で保険金は3000万円
この場合は、胸腹部臓器の障害を採用して保険金額を3000万円とする、
 

既存障害等級の金額は、加重障害を受けた事故時に適用される該当等級の金額となります。
併合等級の損害積算は、自賠ならではですが、繰り上げ後の等級の喪失率、慰謝料が適用されます。
以上で、自賠責保険支払基準 各論の説明を完了しました。
後遺障害等級の詳細は、「交通事故外傷と後遺障害」 で細大漏らさず説明をしています。
保険屋さんだって、これらの全てを承知しているのではありません。
あわせて学習、真の実力を身につけて下さい。


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