 |
| ■運転者の父母・配偶者・子 |
 |
タクシー会社の運転手さんをしているお父さんの悲惨なお話です。 お父さんの奥さんが15年振りの同級会の集まりに出掛けました。
楽しい語らいの後、気のあった友人3人と「カラオケボックス」で歌いまくり、かつ飲み直そうと言うことになり、ホテルの前からタクシーに乗車しました。
運転手さんは「なんだ、おまえさんか!」と呟きました。 そうです。偶然乗ったタクシーの運転手さんは何とお父さんなのでした。友人3人は後部座席、奥さんは助手席に乗車しました。
カラオケボックスに向かう途中、細い路地から酔っ払いが千鳥足で飛び出して来ました。
お父さんは咄嗟にハンドルを右に切り急ブレーキを踏みましたが間に合わず、酔っ払いを撥ねてしまいました。
タクシーはスピンし道路脇の電柱に激突して停車、同乗者は奥さんを含めて全員入院の大惨事となりました。
運転者と同乗者の奥さんは正式の夫婦です。でも乗っていたのはお父さんの勤める会社のタクシーです。
しかもお金を支払うお客さんとしてたまたま乗り合わせたのです。
人身事故ですから車の所有者に運行供用責任が発生します。それでは奥さんの対人保険は支払われるのでしょうか?
|
 |
これは支払われません。
運転者と被害者の関係が同じ経済共同体にある場合は、個別適用の余地はありません。
奥さんの損害は持って行き場が無いという信じられない悲惨な結果となったのです。
教訓「ご主人を含め家族の運転するタクシーには絶対に乗ってはいけません」
|
|