概要

原付を運転して勤務先に向かう途上、相手トラックがセンターラインオーバーで、正面衝突となり受傷、脳挫傷、左側頭葉陥没骨折、頭蓋底骨折、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血で救急搬送、緊急除圧開頭術で一命は取り留めたが、深刻な外傷性てんかんを残した。

問題点

高次脳では、すぐ前のことを忘れる短期記憶障害、話そうとすることが言葉になって出てこない失語症、落ち込みが激しく、強い易怒性などの性格変化が目立った。
それらは、神経心理学的テストとビデオ撮影で立証することにしたが、問題はてんかん発作であった。
サポートを開始した頃は、平均して1週間に2回の失禁を伴う大発作が認められ、1日、2000mg、限界まで抗痙攣剤を処方しても、てんかん発作をコントロールできない状態が続いた。

立証のポイント

高次脳は、具体的な立証で3級3号が予想された。
受傷から2年6カ月を経過し、てんかん発作も週1回レベルで大発作は抑制される状況となり、症状固定を選択、被害者請求を申請した。
結果、外傷性てんかんを含む高次脳として、別表Ⅰ・2級1号が認定された。

随時介護ではあるが、急激な外傷性てんかんの発作が予想され、実態は、被害者が睡眠するまでは、家族が寄り添う常時介護が必要な状況であり、このことは、弁護士が法廷で立証して高額介護料を実現することになった。