概要

自転車で走行中、後方から走行のトラックに追突され、前方右に、激しく飛ばされ、転倒したもの。

問題点

びまん性軸策損傷が想定される案件で、他覚的所見の確保、間違いの無い診断書の作成、事実を書き漏らさない日常生活報告書の作成など、基本をしっかり押さえることがポイントであった。

立証のポイント

①主治医には、MRIでの他覚的所見の確保を最優先で依頼した。
MRのDWI撮影で、脳表面の微細な点状出血を確認することができた。
継続的にMRIフレア撮影を依頼、脳室拡大や脳萎縮の時系列的な変化を捉えることができた。

②頭部外傷後の意識障害についての所見は、除圧の必要から緊急開頭術が実施され、その後は、ラボナール点滴で意識を喪失させた状態でICU管理されていたので、そのままの記載で、なんら問題はなかった。

③被害者は、意識を回復したが、50%程度の遷延意識障害で常時介護の必要な状態であった。
そのことを神経系統の障害に関する医学的意見にまとめ、別表Ⅰ・1級1号と評価された。

日常生活状況報告書については、記載を省略した。