概要

原付単車で走行中、交差点で相手自動車と出合い頭衝突したもの。
脳挫傷、外傷性くも膜下出血だけではなく、肺損傷、鎖骨、肋骨、腸骨骨折と多発外傷であった。
緊急手術が実施されるも、高次脳の評価ができない治療先であり、頭部外傷の後遺障害評価が後回しにされる懸念があった。

問題点

軽度の短期記憶障害、遂行能力の低下、軽度の感覚麻痺、性格変化が具体的な症状である。
整形外科での治療が一段落した後、転院させ、脳神経内科でリハビリを継続、一定の回復を果たす。
神経心理学検査の数値も標準値に近く、高次脳では、性格変化の客観的な評価がポイントとなる。

立証のポイント

主治医と数度にわたり綿密な打ち合わせを重ね、一連の神経心理学検査に対する主治医の評価に具体的なコメントの追加記載を受けた。
さらに、家族の日常生活報告を数度にわたり書き直し、家族が訴える情動障害、易怒性の症状と主治医の観察のすり合わせ作業を丁寧に進めた。
結果として検査数値に表れない性格変化も確実に評価され、高次脳で7級4号が認定された。

外的な問題として、当初依頼の弁護士が高次脳に対する経験がなく、手をこまねいていたが、チーム110としては、解決のロードマップを作成して提案、依頼の弁護士は辞任し、サポートを開始した。