概要

交差点を歩行横断中、対向右折自動車に跳ね飛ばされ、受傷する。
右前頭葉脳挫傷、右眼窩吹抜け骨折、右脛骨プラトー骨折となった。
回復後も短期記憶障害、性格変化、易疲労性が見られた。

問題点

依頼の弁護士は高次脳機能障害の知識に乏しく、後遺障害診断書の1枚の記載で十分との認識であり、主治医よりは、他にも必要な書類があるとの指摘がなされたが、必要ないと回答、性格変化を心配する奥さんに対しても、「性格が穏やかになってなによりじゃないの?」 このような対応を続け、挙げ句の果てには、「奥さんは口を出しなさんな?」 とキレたとのことで、いよいよ不安に感じた奥さんから、セカンドオピニオンとして相談が寄せられた。
交通事故無料相談会で面談、後遺障害等級獲得のための必要な手順、解決までのロードマップを作成して説明、本人と家族は納得され、この弁護士を解任しました。
弁護士費用特約には加入されておらず、支払った着手金は諦めることになりました。

立証のポイント

主治医は、別件で複数回面談したことがあり、追加検査の実施、診断書の追記、追加書類の作成には、スムーズに対応いただけた。
奥様と日常生活状況報告書を綿密に打合せして作成、特に性格変化の観察・記載に注力した。
さらに眼科へ追加書類を依頼し、顔面醜状痕の計測・記載も追加した。

高次脳機能障害の立証に家族の協力は不可欠である。
奥様には大いに口を出してもらった。
結果、必要なことをしっかり抑えて、高次脳機能障害は想定どおりの7級4号となった。
視力障害と醜状痕を合わせ、併合5級が認定された。