概要

交差点を歩行横断中、後方よりの右折自動車に跳ねられ受傷。
外傷性くも膜下出血、脳挫傷、骨盤骨折と診断される。

ご本人は完全回復を目指してリハビリを続け、仕事にも復帰したが疲れやすく、家族も示談を急ぐ相手損保とこのまま示談してもいいのか不安になり、北海道の連携弁護士事務所に相談されたもの。

問題点

身体は回復よく、リハビリの成果から障害が残らなかった。
しかし、事故以来、疲れやすく、物忘れも目立ち、また、性格も怒りっぽくなったとのこと、しかし、これまでに、特別な神経心理学的検査は実施されていなかった。
家族にしか分からない微妙な障害を、如何にして、具体的に炙り出すかがテーマとなった。
3度北海道まで病院同行では、3回、北海道に出張した。

立証のポイント

まず、脳神経外科医に最終MRI検査と読影をして頂いた。
そこで前頭葉の瘢痕に注目、家族の観察と受傷部位を結ぶべく、必要な検査を検討した。

改めて主治医と相談、神経心理学検査への協力を取り付けた。
直後、言語聴覚士と検査内容を打合せ、オーダーした検査は、WaisⅢ、ウェクスラー記憶検査の基本検査に加え、TMT、WCST、VFT、浜松式かなひろいをお願いした。
病院ごとに、設備とスタッフの有無が影響するが、これで相当の評価は得られるはずと確信した。

日常生活状況報告には、家族から聞き取りを行い、審査側にとっても、助かる情報・内容にまとめた。
結果、労働能力の減退と性格変化を主として、7級4号が評価された。