概要

通勤帰宅の途上、原付バイクで交差点を直進中、対向右折自動車と衝突した。
ドクターヘリで搬送、脳挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血、緊急開頭術で救命された。
記憶障害、言語障害、注意機能障害、開口や嚥下にも異常があり、味覚・嗅覚の喪失も確認できた。また、外傷性てんかん発作もあり、長期のリハビリとてんかん発作への対応が続いた。

問題点

受傷1カ月を経過した時点で、連携の弁護士を経由して受任となった。
急性期治療が完了すれば、高次脳機能障害の評価ができる適切な病院を選び、リハビリと各種検査を進める必要がある。
さらに、外傷性てんかん発作の危険があるため、早期の症状固定は躊躇われた。

立証のポイント

class="aka"受傷直後からの依頼であったので、急性期を脱した後は、チーム110が地域で懇意にしている治療先に転院、以後、リハビリを中心の治療を続けながら、計画的に作業を進めることができた。
リハビリ中も、他の治療先で、嚥下障害のVF検査、嗅覚・味覚の検査を進めた。
外傷性てんかんでは、脳波検査で境界波が確認できるまで待機したので、受傷から2年9カ月を経過した時点で症状固定となった。

カルテ開示、労災レセプト開示他、膨大な検査結果の集積を行い、被害者請求を申請した。
高次脳は、予想通り、3級3号、嗅覚脱失の12級相当と併合され、併合2級が認定された。
その後は、連携弁護士に引き継いだ。

現在、労災保険に対して、障害認定を申請中である。
チーム110では、労災など他の保険給付においても、被害者の家族に同行してサポートをしています。
本件では、一生涯、障害年金※が支給される事案のため、放置することはできません。

※労災保険では、等級が7級以上となると障害年金で補償されています。