概要

勤務中に、クレーンの先端部分が、頭部を直撃、負傷したもの、

問題点

高松における出張相談会に参加された被害者で、交通事故ではなく、労災保険の業務中の災害であったが、香川県での高次脳機能障害立証の治療先について、あまり情報を持っていなかったため、立証について手探りの状態で対応することになった。

立証のポイント

画像分析では、急性硬膜下血腫、左前頭葉部の脳挫傷が確認できた。
びまん性軸索損傷については、急性期の画像からは確認できなかったが、JCS100という重篤な意識障害を伴っていたため、びまん性の脳損傷については推測することは可能であった。
主治医面談を行い、神経心理学的検査の依頼をするも、高次脳機能障害についてはノータッチ、よく分からないので、他院で検査を受けてほしいと拒絶される。
大阪で懇意の専門医に相談、香川県で高次脳について評価が可能な病院の紹介を受け、先の治療先に戻り、主治医にその病院への紹介状の作成を依頼し、紹介状持参で転院した。

新たな治療先は、医師も高次脳についての評価に意欲的で、MRI・T2スターの撮影で、びまん性軸索損傷後の点状出血痕も描出できた。
注意障害、記憶障害、遂行機能障害と障害は多岐にわたっていたが、それらを神経心理学的検査で立証した結果、労災で7級3号が認定されたもの。