概要

横断歩道を青信号で歩行横断中に、右折してきた車に跳ね飛ばされたもの、

問題点

被害者が中国人であり、日本語が分からない。
そのため、症状の詳細な聞き取りや、神経心理学的検査などで立証が難航することが予想された。

立証のポイント

画像分析では、右前頭葉に脳挫傷を確認できた。
症状については、日本語が話せる被害者の息子さんから聞き取り、まとめていくこととした。
高次脳の専門治療先を紹介、同行して専門医面談で、神経心理学的検査の具体的な依頼をする。
日本語が分からない状況であり、治療先には、迷惑を掛けることを危惧していたが、治療先は、差別なく、実に快く検査の実施が行われ、検査は日本語の理解できる被害者の息子・娘が同席した。
日常生活状況報告書についても、被害者の息子と詳細に打合せを行い、完成させた。
本件は、被害者の近所に日本語の理解できる成人の子ども達がおられ、立証は順調に進めることができたが、もし単身者で日本語の理解できる親族が近くにおられないとしたら、中国領事館に通訳を求めるなど、費用の掛かる困難な立証作業になったと思われた。
結果、7級4号が認定され、連携の弁護士に引き継いだもの。