概要

バイクで配達中のアルバイト生が、信号機のない交差点で自動車と出合い頭衝突したもの。
加害者側に一時停止標示がある交差点であった。

問題点

易怒性が非常に顕著で、診察のボイコットなどが目立ち、看護師と問題を起こすことも多かった。

立証のポイント

JCS300.非常に広範囲に脳挫傷と硬膜下出血があり、開頭術が行われている。
右下肢に麻痺が残存、車椅子使用ではないが、足は引きずって歩く状態であった。
右耳の聴力低下があり、ABR検査で難聴を立証した。
高次脳の症状としては、
①記憶障害
②汚れを極端に気にして、手を洗い続ける、
他人が触ったものは、シッカリ洗ってからでないと触れないなどの極端なこだわり、
③易怒性 などが見られた。
特に、易怒性は顕著で、治療先で問題を起こすことがしばしばであった。

高次脳の専門治療先を紹介、同行して神経心理学的検査等をお願いする。
専門医は、被害者に深い思いやりのある対応をしてくれたので、立証面だけでなく、精神的な面でも非常に救われた。
高次脳では、3級3号が認められ、顔面の醜状痕7級12号が併合され、併合1級が認定され、連携の弁護士にバトンタッチをしたもの。