概要

信号機のない交差点を自転車で走行中に、信号無視の自動車に跳ね飛ばされたもの、

問題点

受傷から2年以上が経過しているのに、高次脳については、なにも検査がなされておらず、早急に高次脳の評価を専門医に受ける必要に迫られた。

立証のポイント

画像分析では、右側頭骨骨折、くも膜下出血、硬膜下血腫、急性脳浮腫が確認できた。
損傷が非常に広範囲で、脳の左半分がほぼダメージを受けていたが、体幹麻痺等が残らなかったのは奇跡的であると主治医の見立てであった。
症状としては、同居の家族から、以下の説明を受けた。
①喜怒哀楽が激しいこと、
②質問に対し的外れな答えが多いこと、
③周囲を気にしない、非常識な発言が多いこと、
(太っている人に向かって、太っているね、と発言してしまうなど)
④笑い出すと止まらなくなり、診察ができなくなること、
⑤物がなくなるとすぐに誰かのせいにし、誰かが盗んだと大騒ぎをすること、

高次脳の専門治療先を紹介、専門医には、当方で必要と考えられる検査をピックアップし、神経心理学的検査の実施をお願いした。
ご家族からも、特に、情動障害の部分について、具体的に聞き取り、日常生活状況報告書などに文書でまとめ、家族の陳述書も作成した。
神経系統の医学的意見においても、検査で数値化されない障害について専門医に具体的な記載をお願いした結果、5級2号が認定され、連携の弁護士にバトンタッチしたもの。