概要

7年前、7歳のときに、信号機のない道路を横断中にトラックにはねられ、受傷したもの。

問題点

相談の段階では、受傷から7年が経過、被害者は14歳となっており、資料等の取り付けが難航した。
加えて、事故前との比較が困難であった。

立証のポイント

受傷直後のCT画像で、脳挫傷、硬膜下血腫が確認できた。
症状について、事故前との比較が事実上不可能であったので、被害者を観察していて気になる点をご家族や学校の教員、塾の講師などから聞き取り、陳述書にまとめ、文書化した。
その結果、以下の症状が浮き彫りとなった。
①物忘れが多いこと、
②授業中や帰宅してからなど、傾眠傾向にある、つまり易疲労性、
③音に対して非常に過敏になっていること、
それらの症状を踏まえたうえで、子どもの高次脳を専門とする治療先を紹介、専門医と相談の上、14歳に適した神経心理学的検査の実施をお願いした。
注意障害に問題があるとの診断結果であった。
また、画像についても現在の状態をMRI撮影を行い、過去の画像と比較しつつ分析を行った結果、左大脳半球に委縮が認められたため、専門医には、その旨のご記載を依頼した。
結果、9級10号が認定され、連携の弁護士にバトンタッチとしたものである。