概要

自転車で歩道を走行中に、右折車にまきこまれたもの。

問題点

医師からの紹介案件であり、治療経過などには問題がなかったが、意識障害の所見が画像などから考えると甘過ぎるのではないかと思われた。

立証のポイント

被害者の家族から、受傷当時の被害者の状態を聞き取る。
また、並行して救急搬送の治療先からカルテを取り付け、主に看護記録から、当時の被害者の意識障害の状況について精査した。
それらの結果から、救命救急センターの医師と面談、当時の意識障害の状態について、外傷後の健忘について追加記載をお願いした。
意識障害の所見の訂正は困難との意見であったが、治療先備え付けの診断書に、外傷性健忘の推移について記載をお願いしたところ、受け入れていただいた。
受傷時の画像分析では、右頭頂葉・側頭葉脳挫傷、左頭頂葉白質のびまん性軸索損傷、くも膜下出血、硬膜下血腫を確認、念のため、慢性期にはT2スターの撮影で画像所見を補強した。
症状としては、
①記憶障害
②易怒性
③話がまわりくどく、考えを相手に上手く伝えられない、などであり、神経心理学的検査と、情動障害については、克明な日常生活状況報告書で立証した。
結果、7級4号が認定され、連携の弁護士に引き継いだもの。