裁判官といえども、交通事故・後遺障害の専門家ではありません。
後遺障害等級の審査では、一元的には自賠責調査事務所が管理しており、そこで認定された等級にしたがうのが、裁判官の平均的なスタンスであって、裁判での認定は嫌う傾向にあります。

しかし、先例のように自賠責調査事務所で認定できないものや、損保の自社認定で疑義のあるもの、自賠責調査事務所の判断が、非該当や明らかに間違った認定をしているにもかかわらず、それでも異議申立が否定されているなんて不条理も現実には発生しているのです。

嫌われてはいても、裁判所に等級認定を求める事案は少なからずあるということです。

1)2013年 東京地裁 高次脳5級2号

自賠責保険非該当が高次脳5級に

2)2012年 名古屋地裁 高次脳7級4号

画像所見がなく、非該当が高次脳7級、併合6級に

3)2011年 千葉地裁 高次脳5級2号

自賠責保険では、脳挫傷による右耳難聴その他で併合10級を裁判で高次脳5級、併合4級に

4)2011年 東京地裁 高次脳2級1号

自転車事故で自賠責保険なし、裁判で高次脳2級に

5)2009年 東京地裁 高次脳5級2号

自賠責保険の加入が免除されている自衛隊車両との事故、11級の主張を併合4級に

こんなときに求められるのは、裁判官の疑問を解消し、被告側の反論を封じ込める完璧な立証です。
当事務所では、チーム110に立証サポートを依頼しています。