死亡事故に関するNPOの無料相談

44歳、男性会社員が、バイクで直進中、加害車両と正面衝突し、死亡しています。

損保の反論

センターラインオーバーをしたのは被害者であり、支払義務もない?

弁護士の立証

実際には、加害者が危険なローリング走行をしていたのですが、被害者が亡くなり、目撃者もいなかったところから、警察も加害者の危険運転を証明することができず、実況見分調書には、被害者のセンターラインオーバーと記載されていました。

弁護士は、事故現場に残された痕跡から加害車両のローリング走行を確信したので、実際にも、事故現場がローリング走行をする場所になっていることをビデオなどで立証、そして、事故現場に残された痕跡から詳細な工学鑑定を実施し、ビデオ、工学鑑定書を裁判所に証拠として提出しています。
その上で、加害者に対する反対尋問を行い、加害者のローリング走行を立証しました。

⇒裁判所は、センターラインオーバーをしたのは被害者ではなく、加害者であると認定しました。
加害者側は控訴したが、高裁もその主張を退け、加害者の危険な運転(ローリングによるセンターオーバー)を認めた1審判決を維持しています。

損害額は、1億3000万円、10%の過失相殺後で1億1000万円の賠償額が実現しました。

NPOジコイチのコメント

目撃者がいない交通事故では、供述可能な加害者の供述だけが独り歩きし、誤った事故態様が記載されることが多いもので、被害者や遺族がそれを突き崩すのはとても困難な状況です。

本件では、弁護士自ら、事故現場に足を運び、現場の痕跡等を独自に検証し、ビデオ化しています。
この弁護士のフットワークの軽さが、大逆転判決につながっています。