辛口 法律事務所ならどこでもいいのか?

  1. ネット上で上位に表示されている?
  2. ポータルサイトで、交通事故専門と紹介されている?
  3. 交通事故の専門チームが対応?
  4. 着手金ビジネス?
  5. ホームページの内容が凄い?
弁護士の選び方

1 ネットで上位に表示されている?

ネットで、交通事故・後遺障害・弁護士と入力すると、弁護士法人が、山ほど紹介されています。
これらのほとんどは、スポンサーサイト、つまり、広告掲載です。

1カ月に1500万円を投下すれば、どんな弁護士法人でも、全国レベルで上位に表示されます。
地域を限定すれば、より安く上げることもできますが、評判が良くて上位に表示されているのではなく、お金を払って、上位をキープしているに過ぎないことを承知しておかなければなりません。
ネットで上位に表示されていても、それだけで信用するなど、もっての外です。

2 ポータルサイトで、交通事故専門と紹介されている?

ポータルサイトも、業者なのです。 お金さえ支払えば、その日から、離婚、相続、交通事故、なんでも専門家と紹介されています。
実績や、一定のスクリーニングで選別しているのではなく、エントリーが1カ月10万円、もっと、目立ちたければ、それ以上の支払が必要となるシステムとなっています。

ですから、手放しで信用することはできないのです。
なにが専門家、くそ食らえです。

3 交通事故の専門チームが対応?

全国ネット、大手法人のセールスポイントは、交通事故の専門チームで対応することです。
垢抜けて聞こえますが、網走から鹿児島、沖縄に至るまで、全国どこの被害者であっても、東京の本部などで、集中的にコントロールすることを意味しています。

専門チームなるものは、サラ金、グレーゾーン金利の回収で、大手法人が編み出した手口です。
弁護士はお飾りで、パラリーガルと呼ばれる、やり手の事務職員が手分けして捌いています。
ネット、メール、FAXを駆使して、弁護士になりすまし、短期、大量処理を行っているのです。

被害者は、ブロイラーのチキン? 交通事故を十把一絡げで解決できるのでしょうか?
交通事故では、個別の損害が重視されるのであり、被害者救済の手法としては邪道と考えます。

4 着手金ビジネス?

1カ月に1500万円の宣伝広告費を投下して、フリーダイアルで、交通事故無料相談を受けつけます。
弁護士費用特約付保で200件を受任すれば、少し前まで、着手金は8000万円を軽く突破したのです。
受任するだけで、交通事故は、シッカリ採算ベースに乗るのです。

着手金にはご用心

着手金のゲットで、ビジネスは完結しており、それ故、これを着手金ビジネスと呼ぶのです。
あとは、野となれ、山となれで、被害者からの連絡を待っての対応です。

被害者救済など、どこ吹く風ですが、それにしても、よく思いついたものと感心しています。

この荒技に気づいた保険屋さんは、着手金を10万円に制限する動きに出ています。
これなら、200件を受任しても2000万円の売上ですから、着手金ビジネスとしては採算割れです。
着手金ビジネスが、どう変貌を遂げるのか、これからを、注目しているところです。

5 ホームページの内容が凄い?

法律事務所のオリジナル? ほとんどありません。
全て、コンサルタント、ポータルサイト、つまり業者が作成し、有償で提供しているのです。

ですから、どちらの法律事務所も、似たか、寄ったかの出来映えです。
自分のHPに、なにが記載されているか? ご存知ない弁護士も、たくさん、います。
交通事故の専門家? ホームページの記載を鵜呑みにすることはできません。

法律事務所について、5つの問題提起を行いました。
ジックリと考え、判断の材料としてください。


辛口 弁護士なら、誰でもいいのか?

  1. 後遺障害が決まってから対応するガラパゴス弁?
  2. 保険屋さんから紹介されたマッチ・ポンプ弁?
  3. やたらに偉そう、横柄なBoo弁?
  4. 弁護士なのに、事前認定のBoo弁?
  5. わっしょい、わっしょい、お祭りBoo弁?
  6. 消極的で、やる気の感じられないウツ弁?
  7. どうにも、処理が遅いBoo弁?
  8. 金に汚いBoo弁、ぼったくりバーか?
  9. 傷病名が分からない、患部を見ようともしないBoo弁?
  10. 解決に至る青写真を提示しないBoo弁?
  11. 当世Boo弁事情?
  12. スグレか、Booか、ポンスケか?
  13. 応用編 画像が読めない弁護士?
  14. 応用編 治療先に同行しない弁護士?
  15. 示談、解決、損害賠償?
弁護士の選び方

弁護士が、無条件で信頼される時代は終わりました。
現状では、ゴミや屑が一緒くたになっており、ネットだけで、即断するのは、大変、危険です。

弁護士に委任されるときは、必ず、事務所を訪問し、弁護士の顔を見て相談してください。
弁護士事務所には、XP・CT・MRIが収録されたCD、治療先の診断書のコピーを持参してください。

1 後遺症が決まってから対応します?

絶対に依頼してはならないBoo弁の典型例です。

右鎖骨の遠位端骨折により、右鎖骨に変形を残し12級5号が認定された34歳、主婦です。
右肩関節に運動痛を残していますが、屈曲160°外転150°で、機能障害は認められていません。
痛みは、変形に含まれる形で12級5号が認定されているのです。

先のBoo弁は、保険屋さんと交渉したのですが、逸失利益は全て、否定されました。
2人の子どものママでは、鎖骨が変形しても、モデルではなく、逸失利益は発生しない?
保険屋さんの屁理屈ですが、後遺障害慰謝料が290万円となったのでBoo弁は納得しています。

被害者は納得できないとして、当方の交通事故無料相談会に参加したのです。
Boo弁を降板させ、新しい弁護士で対応することにしました。

新しい弁護士は、紛センに示談斡旋を申込み、右肩関節の痛みによる逸失利益を請求しました。
2回の交渉で、353万9300円×0.14×7.7217=382万6117円の逸失利益の積み上げを実現しました。
痛みの神経症状で、10年間の逸失利益が認められたのです。

ガラパゴス弁護士?

今は亡き、ガラパゴスゾウガメ、ロンサム・ジョージです。

「後遺症が決まってから?」 ほとんど死語となっているガラパゴス発言です。
後遺障害等級の仕組みを承知していませんから、保険屋さんに簡単にひねられるのです。

※紛セン 私の造語で、公益財団法人 交通事故紛争処理センターのことです。
保険屋さん、被害者の当事者間で折り合いがつかないときは、紛センの弁護士が、地方裁判所支払基準を適用して、示談の斡旋を行っており、保険屋さんは、最終的には紛センの裁定に従うことが義務づけられています。このことを、片面仲裁と呼ばれています。
被害者にとっての駆け込み寺ですが、やはり、話し合いですから、一定の交渉力を必要とします。

保険屋さんと弁護士の交渉で暗唱に乗り上げたときは、弁護士も紛センに示談の斡旋を申し入れることで、赤本基準で解決しています。

2 保険屋さんから紹介されたマッチ・ポンプ弁?

弁護士の選任は慎重に!

これは、みそ、くそ一緒で、全員がBoo弁です。
正義の味方も、ご飯を食べないと生きてはいけません。
やむを得ず、保険屋さんのお先棒を担いでいるのですが、実態は、クレーマーの対策要員です。

日頃、保険屋さんの利益を代弁している弁護士には、被害者救済の志がありません。
その上、意外ですが、保険屋さんがお膳立てをしてくれるので、交通事故の知識がありません。

保険屋さんに紹介を依頼するなど、論外です。

3 やたらに偉そう、横柄なBoo弁?

横柄な弁護士には要注意

これは、一時代前のBoo弁で、今では、Boo弁の絶滅危惧種です。
やたらに態度がでかいのは、中身がお粗末な現れです。
ヤクザなら、チンピラと呼ばれ、世間からは、鼻つまみです。

こんなBoo弁に遭遇したときは、時間の無駄ですから、5分以内に、事務所から退散することです。

4 弁護士なのに、事前認定のBoo弁?

事務所の会議室では、立ち上がって挨拶されました。
面談終了時も、エレベーターホールまで見送られ、感激して契約したのですが、その後は、ウンもスもなく、心配になって電話をすると、事前認定中だから、もう少し待って? 信じられない説明です。

困ったことに、こんなBoo弁が、そこそこ、生息しているのです。
ゴージャスで、実績満載のホームページ、交通事故専門家を公言しているのですが、どんな書類を揃えるのかも知らず、どこに送付するのかも知りません。
交通事故のイロハすら、承知していないBoo弁ですから、直ちに解任しなければなりません。

あんたは、新地のクラブホステスか?
どこのオバカコンサルタントに教えてもらったのか、礼儀正しいのも、度が過ぎると滑稽です。
私なら、気味が悪く、不愉快になるだけで、感激することなど、絶対にありません。

5 わっしょい、わっしょい、お祭りBoo弁?

わっしょい、わっしょい、お祭りBoo弁?

神奈川で、ご活躍のおばちゃん弁護士は、37歳、ムチウチで14級9号が認定された専業主婦について、なんと1696万1400円の損害賠償請求をしています。

傷害慰謝料 154万円、
休業損害 475万8400円、
通院交通費 60万円、
後遺障害慰謝料 200万円、
逸失利益 475万8400円×0.095×17.880=808万3000円、
合計 1696万1400円、

あまりに非常識かつ、不思議な計算式なので、被害者は、依頼のBoo弁に根拠を質しました。
以下が、メールで返信された回答です。

①傷害慰謝料は、別表Ⅰから通院12カ月の154万円を引っ張り出しています。
②休損は、ムチウチで1年間、家事が不能であったとして女子大卒の賃金センサス、475万8400円を、
③通院交通費は、120回の通院について、片道2500円のタクシー代60万円を、
④後遺障害慰謝料は、14級と12級の中間値、(110万円+290万円)÷2=200万円を、
⑤逸失利益の労働能力喪失率は、14級の5%と12級の14%、中をとって0.095を、
⑥就労可能年数は、37歳女性の平均余命年数46年間のライプニッツ係数で17.880を、

上記が、私の計算根拠です。 保険会社の了解が得られないときは、訴訟による決着を考えています。

そんなバナナ?
①通常の常識では、ムチウチであれば、別表Ⅱで計算、119万円を請求します。
②通常の常識では、専業主婦ですから、全年齢平均の353万9300円を基礎収入として計算します。
③ムチウチで1年間のタクシー代が認定されることは、裁判でも、ありません。
本件では、領収書の添付もなく、被害者も自転車で通院したと説明しているのですが?
④中間値で200万円? お祭りBoo弁の創作です。
認定等級は、14級9号ですから、通常の常識では、110万円を請求することになります。
⑤通常の常識では、0.05、中をとるなど、聞いたことも、見たこともありません。
⑥14級9号では、東京地裁判決でも5年、4.3295が精一杯です。
平均余命で46年間? おい、ババア、ちっとは、恥を知りなさい。

当方の弁護士が引き取り、紛センで2カ月、339万4400円で解決しました。
あり得ない、絶対に実現できない大盛り請求でブチ上げる? 
これを、お祭りBoo弁と呼んでいます。
得られる結果は散々なもので、騒いだ分だけ、疲れ果てます。

6 消極的で、やる気の感じられないウツ弁?

上場企業、高卒ですが、真面目に28年間勤務し、年収1100万円の46歳、男性、管理職です。
頭部外傷後の軽度な高次脳機能障害で12級13号が認定されました。
仕事の内容から、事故後は、後方業務に配置転換され、年収は880万円にダウンしました。
労働能力喪失率は、1100万円から880万円ですから、具体的には20%です。

ところが、本件を対応したウツ弁は、14%の労働能力喪失率で10年間を請求しているのです。
1100万円×0.14×7.7217=1189万1418円?
おいおい、ムチウチ扱いかよ、ちょっと待たんかい、プレイバック、プレイバック、

どうして、20%で、21年間を請求しないの?
頭部外傷の器質的損傷は、MRIで立証されており、降格の理由も勤務先から明示されているのです。
1100万円×0.2×12.8212=2820万6640円、
1631万5222円も差が出ているじゃないの?

しっかり仕事をしているか常にチェックが必要です。

でも、自信もなく、やる気も、全くないのです。
Boo弁ですから、センスがないと言えば、それまでのことですが、あまりに、ひどすぎるのです。

しっかり仕事をしているか常にチェックが必要です。

せっかく、司法試験に合格して弁護士となり、将来に燃えていたのですが、あっちこっちの法律事務所で面接を繰り返しても、どこも採用してくれません。
やっと就職を果たし、先生と呼ばれているのですが、給料は35万円、賞与も約束されていません。
ここから、弁護士会の会費、国民健康保険料を差し引けば、懐も寒く、これでは、いつまで経っても独立どころではありません。

さらに、シャブ、窃盗、恐喝などのショボイ刑事事件が押しつけられ、ボスに追いまくられています。
精も根も尽き果てて、もう、抜け殻となっているのです。

以前には予想されなかったことですが、若手弁護士の漂流が始まっているのです。
見抜くのは、あなたの心眼です。

7 どうにも、処理が遅いBoo弁?

これが、クレームの70%以上を構成しています。
弁護士に求められるのは、スピーディな解決です。
チャッチャと解決して、できるだけ早く、被害者に入金することが、弁護士として本来の仕事です。

これが実現できないBoo弁であれば、被害者がチャッチャと決断して、解任しなければなりません。
もちろん、解決の中身が重要なことは、お祭り弁とウツ弁で説明している通りです。

では、なぜ、処理が遅いのか?
1つには、深い業務知識とそれなりの経験則を有していないことを原因としています。
知識レベルであれば、交通事故110番で十分にサポートすることもできるのですが、もっともタチが悪いのは、2つ目、被害者救済の志を抱いていないBoo弁の存在です。

あまりにもお気の毒、俺の力で、なんとしてでも救済する!
そんな気概は、微塵も持ち合わせていないのです。
経験・知識もない、戦う気力もない、ないない尽くしでも、ホームページでは、専門家を語っています。

弁護士の選び方には要注意!

裁判となり、保険屋さんの顧問医から意見書が提出されても、反証に手間取り、ダラダラと時間ばかりが過ぎていくことになり、業を煮やした裁判長から和解が提示されると、それに飛びつきます。

訴状には、信じられない損害賠償額を打ち上げ、お祭り騒ぎだったのですが、この頃になると、シュン太郎で、「和解案を蹴ると、判決額はさらに低くなるかも知れない?」

依頼人の不安を煽りつつ、必死のパッチで説得工作を続けるのです。

この段階になると、さすがに不安を感じて、「果たしてこれで大丈夫でしょうか?」相談会に参加されるのですが、ボランティア参加の弁護士よりは、これまでに提出された書面に赤ペンを入れ、実現可能な損害賠償額と、それに要する時間と費用が説明されます。

それらを持参してBoo弁の事務所を訪れた被害者は、
①なんで、そうなるの?
②最初の勢いはなんだったの?
③あんたの立証で、ここまでに、なにが実現できたの?

立て板に水の質問で、Boo弁を追い込み、降板を宣告するのです。

8 金に汚いBoo弁、ぼったくりバーか?

弁護士には色んな人がいます。

訴訟判決では、弁護士にも10%の報酬と遅延利息が認定されています。
和解による解決であっても、調整金の名目で、これらが、認定され、支払われているのです。
ところが、このことをホームページに明示していない弁護士が、かなりの数、存在しています。

過去の相談会では、判決額から10%を差し引いて振り込まれた被害者からの相談を受けました。
あまりに非常識であり、所属弁護士会に懲戒の申立を行い、だまし取られた10%を回収しています。

弁護士の選び方

最近、弁護士費用特約から支払われなかったとして、依頼人に追加請求することが大はやりです。
これも、グタグタ言ったら、懲戒請求をかけるまでのことで、契約書に、弁護士費用特約に費用請求をすると約束しているのですから、一切、応じる必要はありません。

想像するだけで、虫酸が走ります。

9 傷病名が分からない、患部を見ようともしないBoo弁?

面談中、書籍をめくりながらの回答する弁護士は、Boo弁です。
交通事故110番の出版物が多いのですが、それでも、Boo弁です。

右膝関節のプラトー骨折では、常識的には、骨折部を確認します。
右膝の可動域をチェック、靱帯損傷を伴うときは、膝関節の動揺性もチェックします。
右足関節、右足趾についても、自動運動から腓骨神経麻痺の有無を検証します。
これらの検証と画像のチェックによって、認定が予想される後遺障害の全貌がつかめるのです。
これが自然にできない弁護士は、少なくとも交通事故の専門家ではありません。
頼りにならないBoo弁です。

10 解決に至る青写真を提示しないBoo弁?

提示できない弁護士であれば、それは紛れもない、正真正銘のBoo弁です。

弁護士であれば、相談後に、解決の具体的な青写真を提示して受任すべきと考えています。
当方が連携の弁護士には、計画書を提示してからの契約をお願いしています。
ここが、弁護士の能力を判断する上で、重要なポイントとなります。

「弁護士費用特約なんだから、あんたが損することはないし、任せなさい?」
ここ掘れ、ワンワンで小判が出てくるのは、民話か童話の絵空事で、白紙委任を迫るBoo弁に依頼してはなりません。

11 当世Boo弁事情?

かなり前のことですが、イソ弁1年目は、教えてもらうだけの鞄持ち、ぶら下がり、2年目に入ると、半分程度のお手伝い、3、4年目となれば、事務所の売上げに貢献する、やり手弁護士に成長しました。

この段階になると、ボス弁は、開業に必要な資金と事務所を維持していく顧問先を用意して、よく頑張った、ありがとう、肩を叩いて送り出し、独立させたのです。
これを繰り返すことで、ボス弁は、強力なネットワークを形成し、さらなる高みを目指したのです。

今や、到底、そんな時代では、なくなりました。
ちょっこしキャリアも積み上げたし、サラ金、グレーゾーン金利で、大儲け、ソコソコお金も残ったし、そろそろ、楽もしたいので弁護士でも増やすか?
これが、ほとんどのボス弁が、事務所を大きくする動機です。

開業に必要な資金、事務所を維持していく顧問先? そんなバナナと考えているのです。

若手の独立を恐れており、仕事は積極的には教えません?
独立をさせたくないので、給料も多くは払いません?
その上で、ボスが楽をしたいので、コシャな案件を仕込んで、長時間、こき使うのです?

弁護士事情

行列のできる弁護士、いえ、行列している弁護士です。

この、ノー天気なボス弁のところに、優れた資質の弁護士が集まるはずがないのです。
中小都市にある5~10名規模の法律事務所に特徴的なパターンですが、多くの法律事務所から不採用の通知をもらい、フラフラとなって漂流していた若手難民弁護士が、やっとのことで、落ち着き先を確保して羽を休めているのです。
役立たずの、昼あんどんに過ぎません。

弁護士も数が増え続け、今や、特権階級ではなくなっています。
エレベーターホールまで見送って、礼を尽くさなければならなくなっているのです。
そして、若手と、年配の弁護士は、厳しい冬の時代を迎えているのです。

12 スグレか、Booか、ポンスケか?

弁護士事情

スグレが2割、Boo2割、あとの6割、行ったり来たり?
※スグレとは、1年間に100件以上の交通事故解決の経験則を有する優れた弁護士です。
Booとは、どうにもならない、屑弁のことです。
ポンスケとは、残りの6割で、スグレとBooを行ったり来たりしているのです。

これはマーフィーの法則ですが、弁護士の世界でも、妙に、ピッタリ当てはまるのです。

45歳、働き盛りの男性が、頭部外傷後の高次脳機能障害で3級3号が認定されました。
記憶障害、認知障害、失語を残し、他人とうまくコミュニケーションがとれません。
右半身にも麻痺が残り、家の中でも歩行には杖が必用で、入浴も1人では不可能です。

3級3号の認定ですから、労働能力喪失率は100%、45歳ですから就労可能年数は22年、ライプニッツ係数は13.1630、事故前年の年収は490万7000円、もちろん、就労復帰は望むべくもありません。

①後遺障害慰謝料は、1990万円、 ②逸失利益は、490万7000円×100%×13.1630=6459万0841円
ここまでなら、Boo弁、ポンスケでも積算はできるのです。

では、随時介護、つまり介護料は、どう評価して請求するの?
ここからが、弁護士の能力が試されるのです。

家族構成は、妻と子ども2人の4人家族で、長女が中学2年生、長男は小学5年生です。
妻は、43歳、公立小学校の教員です。
となると、被害者の平均余命年数37年間中、妻が67歳になるまでの24年間は、土日・祝日は家族介護、月~金は職業介護人に頼らなくてはなりません。
妻が67歳に達してからの13年間は、全面的に職業介護人をお願いすることになります。

まず、現状で、どのような介護が必用なのか、被害者の日常から、それを立証します。
念のため、ビデオ撮影を行います。

次に、介護事業者の選定です。
月~金の日中は、事理弁識に乏しく、身体不自由な被害者1人が、家に取り残されるのです。
このレベルの被害者に対応ができ、信頼のできる介護事業者にお願いしなければなりません。
介護事業者を決定し、職業介護を開始、実績を積み上げておきます。
この費用は、当面、自賠責保険の後遺障害保険金、2219万円から支出しておきます。
なお、職業介護人の介護の実態も、ビデオで撮影しておきます。

職業介護+家族介護で、1年間の介護費用を算出し、以降、24年間については、職業介護+家族介護、25年目からの13年間は、全面的に職業介護に委ねることにして、算出しなければなりません。

黙っていても、ここまで緻密に計算するのが、スグレ弁です。

ポンスケでは、過去の高次脳機能障害に関する判例から、3級3号、ほぼ似通った事例を引っ張りだし、判決で認められた介護費用を疑いもなく、請求しています。
まあ、判例を検索することは、評価できるのですが?

これがBoo弁になると、赤本や青本に掲載されている判例のダイジェストから、高額の介護料が認められた案件を引っ張り出し、そのまま適用して積算する暴挙をやらかしているのです。

ポンスケやBoo弁には、損害は個別であり、具体的に立証しなければの姿勢が感じられません。
「1日の介護料が、1万5000円で請求されていますが、その根拠をお教えください?」
裁判長の質問には、口ごもって、答えられないのです。

弁護士事情

スグレでは、こんな質問がなされることはありません。
すでに、根拠を明らかにして、個別、具体的に説明されているかです。

弁護士選びは、これほど重要で、損害賠償を実現する最後のクライマックスです。
NPO交通事故110番に、ご相談ください。

13 応用編 画像が読めない弁護士?

MRIのCDを持参しても、見ようともしない弁護士は、Boo弁です。
なぜなら、後遺障害における最大の決め手は、画像所見にあるからです。

先に説明の右膝関節のプラトー骨折では、受傷時のXP、CTから骨折の状況を確認します。
直近のCT、MRIでは、骨折後の骨癒合状況、靱帯損傷のレベル、膝関節の変形などを確認しなければなりません。患部に触れ、画像を分析すれば、症状固定の時期、およその後遺障害等級、損害賠償額が浮かび上がってくるのです。

これから後遺障害を目指すのに、傷病名がチンプンカンプン、画像も読めないBoo弁では、立ち往生するばかりで、前に進みません。

14応用編 治療先に同行しない弁護士?

完璧な後遺障害診断書を仕上げるには、治療先同行そして医師面談が欠かせません。 なぜなら、医師の書いた後遺障害診断書と画像は、独り歩きをして等級が決められているからです。

医師は、診断権を有しており、完成した診断書、後遺障害診断書の訂正には応じないものです。

病院同行は弁護士の大切な業務ではないでしょうか。

それなら、先に面談して人間関係を形成し、理想的な後遺障害診断書の作成に一層の努力をするのは、弁護士として、当然の職務です。
したがって、なんだかんだの理屈で、治療先同行を拒む弁護士は、Boo弁です。
交通事故の専門家ではありません。

13、14の応用編ですが、これを実施できる法律事務所は、まだ、日本に存在していません。
現在、NPO交通事故110番は、札幌から沖縄の拡がりで、15の法律事務所と連携しています。
連携先では、チーム110がサポートしていますから、これらを実施することができています。

本年は、連携先の法律事務所で、画像鑑定の講習会を行います。
ムチウチ、頭部外傷、上下肢の骨折をONISのソフトを動かして検証できるまでに訓練していきます。

病院同行は、すでに医療部門のスタッフを雇用しておられる法律事務所があります。
チーム110のスタッフの同行で、スキルを上げて行きます。

弁護士対象の後遺障害の実務講座ですが、本年の8/6、7は東京で、8/28、29は大阪で開催します。
時間はかかりますが、被害者救済を真面目に考えておられる弁護士先生と交流を深めていきたいと、強く希望しています。

15 論外ですが、ネコババ弁護士?

弁護士の不正

弁護士の着服20億円強?

12/20読売新聞の朝刊、一面に、センセーショナルな見出しがありました。 この3年間に、業務上横領で23名の弁護士、35~85歳が起訴されており、被害総額は20億円強に上っているとのことです。

岡山県に住む元トラック運転手は、交通事故で右膝下の切断となりました。 訴訟で確定した5級5号の賠償額5700万円の全額が福川律美元弁護士により横領されています。
福川元弁護士、今は受刑者ですから、番号で呼ばれていますが、6年半で22件のネコババ、被害総額は9億760万円となっています。

もう1つ目立つのは、後見人不正です。
交通事故、頭部外傷、高次脳機能障害で別表Ⅰの1級1号、2級1号では、被害者が事理を弁識する能力を失っており、そのままでは示談を締結することも、訴訟を提起することもできません。

被害者側の親族は、家庭裁判所に成年後見人の申立を行い、選任された成年後見人が、不動産や預貯金の財産管理や契約、示談の締結を行っています。
一般的には、親族が成年後見人になるものと思われますが、比率は35%です。
家族が高齢、病気がちとなると、家庭裁判所は、弁護士会の名簿からピックアップした、見ず知らずの弁護士を、半ば強制的に選任しており、この比率が65%となっています。

こんな形で就任した弁護士が、ネコババをやらかしているのです。

弁護士の不正

東京地裁、10月の公判では、渡部 直樹元弁護士が、成年後見人として財産を管理していた高齢者の女性3人から1億1200万円を着服、そのほとんどをキャパクラで豪遊して使い果たしています。
ネコババ渡部は、明るめの茶髪で、こんな弁護士もいるんだ? 家族はそんな印象を抱いたそうです。

さて、1/24朝日新聞によれば、家庭裁判所の責任を問う国家賠償請求訴訟が、ネコババ渡部を含めて6件も提訴されて係争中とのことです。
なんとも情けないお話しですが、東京家裁では、高額な資産を管理する場合など、後見人が弁護士であっても、監督人を指名する動きが始まっているとのことです。
後見人と監督人が組んだらどうするのよ? 根性の曲がった私の印象です。

ともかく、交通事故で、家庭裁判所から半ば強制的に弁護士が成年後見人として専任されたときは、
将来、専任された成年後見人が着服するなどの不祥事が発生したときに備えて、
①専任した家庭裁判所が被害弁済に応じるのか?
②日弁連と所属弁護士会が連帯して被害弁済に応じるのか?
念書を求め、責任の所在をハッキリさせておくことです。
正面からゴネると、家裁は下駄を持って逃げ出します。
やはり、弁護士は、被害者の見識によって、自己責任で選任すべきです。

弁護士の不正

証券会社や銀行で使い込みが発生したときは、会社が責任を取って被害弁済に応じています。
弁護士では、日弁連と各弁護士会に登録することが義務づけられています。
だったら、日弁連と各弁護士会が連帯して被害弁済に応じるべきです。
さもなくば、必殺仕掛け人の出番となります。

16 示談、解決、損害賠償について、

そうは言っても、損害賠償の頂点には、弁護士が君臨しています。
損害賠償は、地方裁判所支払基準をベースに、弁護士が行うものです。
保険屋さんVS被害者の示談交渉は、もはや非常識とされています。

弁護士費用は保険会社が負担することになります。

赤本基準、ムチウチで非該当、14級9号、12級13号の損害賠償額を比較します。

※32歳、専業主婦、頚部捻挫、総治療期間180日、通院実日数75日、休業損害は、日額9600円、年収は賃金センサスより353万9300円、14級は、5%、5年、12級は、14%、7年で積算しています。
赤本基準とは、東京地方裁判所をベースとした地方裁判所支払基準です。

交通事故損害賠償の目安(むち打ち)

非該当で127万4000円が、14級で314万円、12級となれば704万1000円となりますが、保険屋さんと被害者の相対協議であれば、ショボイ任意保険支払基準の積算となり、非該当で87万1000円、14級で162万5000円、12級で313万2000円に過ぎません。
ここまで差がつくと、ダマシで済まされることではなく、犯罪を構成していると考えています。

保険屋さんとの話し合いによる示談解決など、あまりに非常識で、検討する価値もありません。